ライターとして生計を立てたい!といっても、自分の得意とする分野がわからない…と思っていませんか?
よく「自分の得意分野で勝負しろ」という話を聞きます。得意分野がないと、読まれる文章を書ける自信がなく、稼げないとお思いの方もいるかもしれません。
とは言え、ものすごく興味があって蘊蓄があっても、誰にも見向きもされない分野であれば、頑張って書いても報われた気がせず、むなしさが残ります。
ライターとして食べていけるような得意分野がわからない場合、そうすればいいのでしょうか…
単刀直入に言いますと、答えはこの2つです。
まず求められているものを書いてみる
評価を受けたものが得意分野になる
これを繰り返していくだけです。
では、詳しく説明していきましょう。
まず求められているものを書いてみる
当たり前のことですが、経済とは需要と供給で成り立っています。
それは、ライティングの世界でも全く一緒。Web系だろうと、紙メディアであろうと、プロのライターというものは、読者のニーズを満たすものを書き続けなければいけません。
なので、自分にとってまったく未知の分野について書く、ということがしばしが起きるのがライターの世界です。
ライターに必要なのは「リサーチ力」
Webライターの場合は、クライアントから案件を発注されるわけですが、こちらからの提案がなければ、基本的にクライアントの意向に沿う内容の記事を書かなければいけません。
もちろん、自分が今まで興味関心のなかった分野についての依頼を受けることがあります。自分にはわからないからと断り続けると、初心者ライターのうちはなかなか仕事が回ってこないのが現実です。
最初のうちは、検索して情報を収集しながら、文章を書いていかないといけないのですが、ここで大切なことに気づけます。それは、ライターに必要なのは、情報を得る力、すなわち「リサーチ力」である、ということです。Webライターで言えば、「検索力」と置き換えてもいいです。
書くうちに知識が身につく
検索した(または取材した)情報を元に記事をまとめていくわけですが、記事を書き終わったころには、そのトピックについてのある程度の背景知識は得ているわけで、知識が蓄積していくのです。
すると、全く興味のなかった分野でも、魅力的な部分とか「みんなに知らせたい」情報とかが出てきます。これは大きな成果です。今後は、その分野について抵抗感なく書けるようになります。
ライターは数をこなせば慣れていきます。どんどん情報通になり、執筆できる分野が増えていきます。当初は想定もしていなかった分野の執筆の仕事が回ってくるようになりますよ。
評価を受けたものが得意分野になる
元々好きな分野であれ、そうでない分野であれ、自分が書いた記事が世に出ると、当然ながら世間の評価にさらされます。
配信された自分の記事が一定の評価を受けたとすれば、その記事は価値を提供したことになります。具体的には記事のPV数がよかったり、好意的な感想コメントが寄せられたりと、目に見える形で読者ニーズを満たしたことになるわけです。
認められたら上達する
自分の書いた文章が多くの人に読まれかつ評価を受けると、クライアントから信頼を得ることができ、次の仕事につながります。人は、他人から認められることで自己重要感が高まります。「自分はすごいんだ、こんなことができるんだ」と気づけます。
子どもが、スポーツや習い事で親から褒められたらますますのめりこみ上達していくのと同じ。喜んでもらえた分野をまたやってみよう!と前向きに思えたなら、まさにそれこそ得意分野への入り口に立ったことになるのです!
まとめ
自分には得意分野がない…と思っていても大丈夫。経験を積むうちにおのずと得意分野が身についていきます。数をこなすことで、おのずと「専門ジャンル」へと昇華していきます。
ライターなのですから、大事なのはとにかく「書く」こと。書く経験をひとつまたひとつと重ねていくこと。そうしていくことで、あとから自分に秘められた得意分野を発見したときの驚きと充実感を、ぜひ体験してほしいと思います。
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