めんどくさい人、というと、最近では、
卑屈だったり、プライドが高すぎたり、など、一筋縄でいかない性格の人のことを指す場合が多いですが、
今回は、本来の意味である、行動を起こしたがらない人、という意味で、
どんな人でも、めんどくさがり屋である、というお話しをしたいと思います。
私たちの脳は、ある本能を思っています。
それは、楽をしたい、手抜きしたい、サボりたい、といった本能です。
つまり、めんどくさいという気持ちが、あなたの行動にブレーキをかけてくるということです。
私たちが、やらなければいけないことに全く手がつかなかったり、
なかなか物事を続けることができずすぐ辞めてしまったり、
はじめの1歩がどうしても踏み出せないのは、
このめんどくさいという本能に、結局は、負けてしまった、と言うことなのです。
では、この、めんどくさいという気持ちにどう立ち向かえば、行動をスタートして、さらに行動を持続できるのでしょうか?
それは、自分はいかにめんどくさがりな人間か、ということに、気づく、ということです。
めんどくさがり屋とは、すべての人に当てはまる、という事実を知ることです。
あなたが行動できずにいる時というのは、
行動しない理由、行動できない理由を、脳はたくさん思いつきます。
そのときに、自分は、ただめんどくさいだけじゃない?と、脳に自問自答してみるのです。
めんどくさがり屋、という、「正体」を見破られたあなたの脳は、ようやく、
本能の逆方向を向き始めます。
本能の逆、すなわち、苦労を惜しまず、効率よく、サボらずに速く、という方向に、
思考は転換していくのです。
今、自分はめんどくさがっている、と、客観的に自分を見つめることで、
脳は本能の逆に切り替わります。
めんどくさがり屋の自分を、もう1人の自分が眺め、監視して、ツッコミを入れる、という感覚が大切なのです。