こんにちは、おかもとたかしです。
ここ最近、芸能人の方の結婚の報告が続いていますね。最も大きな話題を呼んだのは、嵐の二宮和也さんの結婚発表でしょうか。
「嵐」の二宮和也さんは所属するジャニーズ事務所を通じて報道各社にファックスを送り、結婚したことを明らかにしました。
この中で、二宮さんは「かねてよりお付き合いをさせていただいている方と結婚することとなりましたのでご報告をさせていただきます。結婚後もこれまでと変わらず活動してまいりますので、温かく見守っていただけましたらうれしく思います」と記しています。
出典:NHKニュース
これに続けとばかり、本日は2019年11月28日ですが、11月22日の「いい夫婦の日」を契機に毎日のようにおめでたい報道が流れています。例えば…
お笑いコンビ、オードリー若林正恭(41)が24日、ニッポン放送「オードリーのオールナイトニッポン」(土曜深夜1時)に生出演し、15歳年下の26歳の看護師の女性と結婚を発表した。「いい夫婦の日(11月22日)に入籍した」と放送で明かした。
出典:日刊スポーツ
とか、
タレントのイモトアヤコ(33)が、24日放送の日本テレビ系人気バラエティー『世界の果てまでイッテQ!』(毎週日曜 後7:58)緊急生放送で自らの結婚を電撃発表した。お相手は番組ディレクターの石崎史郎さん(41)で、昨年5月頃から交際をスタート。所属事務所によると、同居はしておらず、番組終了後に都内区役所で婚姻届を提出する。
出典:ORICON NEWS
などなど、結婚報道が相次いでいます。
それに対して、

おめでとう!自分のことのように嬉しい!
とか、

絶対に幸せになってほしい!
というように、特にファンというわけではないのに祝福する人もいれば、

お金目当てなんでしょ?計算高いよね~。
などと勘ぐってしまったり、

どうせすぐ別れるよ!
と、根拠もなくいずれ離婚すると吹聴したりしてしまう人も中にはいます。
二宮さんのケースでは、SNS上では奥様に対して敵意をむき出しにするような投稿が多発しています。また、若林さんやイモトさんなど、「どことなくモテなさそうなキャラ」と目されていた人が結婚を発表したりすると、「先を越された」という嫉妬心からか「夫婦生活がうまくいかないこと」を期待するような書き込みまで見られるという始末。
いつの時代にも、幸せをつかんだ人に対して嫉妬してしまうのは、避けられない人情のようです。しかし、そのようなメンタリティーであれば、「自分の幸せ」は遠のいてしまいます。
なぜなら、
認めてしまっている
からです。
これでは、すぐ目の前に近づいているかもしれない幸せを逃してしまうことにもなりかねません。
そこで今回は、人の幸せに嫉妬することなく、もしくは嫉妬を最小限にとどめて、逆に祝福の気持ちで満たされるようになる方法をお伝えしていきます。
どうすれば他人の幸せを喜べる?
では早速今日の結論からお話しましょう。
どうすれば他人の幸せを喜べるか?その答えは…
ということです。
つまり、「結婚した」というのは大きな出来事ではありますが、その人にとっては長い人生の中のほんの一瞬の出来事に過ぎません。
そこに至るまでに様々な苦労があり、私たちが想像できない深い人生を生きてきたはずです。
結婚という一瞬の出来事に右往左往されることなく、その人の歩んできた人生そのものを讃える、という発想ができれば、心からその人の結婚を喜ぶことができます。
そして、
を持ってみてください。
これまで大変だったね。頑張ったね。幸せを掴んでよかったね。
と、その人のこれまでの人生をトータルでみて、人生全体をねぎらってあげる。
これが習慣的にできるようになると、心の底からの「祝福」もできるようになります。
とはいえ…

そんなこと言われても、やっぱり妬いてしまうの。
と言う方もいらっしゃるでしょう。
では次章では、どうして嫉妬の感情を抱いてしまうのか、解説していきましょう。
他人の幸せに嫉妬するのはなぜ?
これは単刀直入に結論をお話しましょう。それは前述したとおりですが…
他人の幸せが羨ましい
シンプルにこれだけです。
いま独身だったり、お付き合いしている人がいない、という人はもちろん、既に結婚して子供もいて家族生活を営んでいるにもかかわらず、幸せを実感できていない人が、今まさに幸せのピークにいる人に対して敏感に反応しているのです。

そんなことないよ。いま私幸せだもん!
と思っていても、心の奥底では、幸せになった人を目にして「何か」がひっかかり、その人と自分を比較して明らかな劣等感が生じてしまっています。
ではその何かについてご説明しています。
嫉妬の源泉にあるものは?
それは、後悔です。
世間一般でいう「幸せのピーク」である結婚をする人を目の当たりにして、「自分はこれまで幸せだったのか?」という問いがたたきつけられ、今まで歩んだ人生に疑いの目が生じている状態にあるのです。
その思考はほんの一瞬なんですが、自分の人生についてのデリケートな問題なので、すぐ感情が反応します。
当然眼前の幸せな人には何の因縁もなく、恨みつらみもないのに、見れば見るほどやるせなくなり無性に腹が立ってしまうのです。
もちろんそれは相手の問題ではなく、自分自身の問題です。
ということは、今あなたが結婚していれば(もしくは結婚前提の相手がいれば)、もしくは結婚生活に満足していれば、誰かの結婚に対して、あなたの後悔の念が刺激されないということになりますね。
2つの幸せがあるから後悔が起きる
この後悔が起こってしまう原因として、あなたには本音と建前があることが分かります。
どういうことかといいますと(以下は一例ですが)、
建前:自分らしく毎日を楽しく生きればいい
という、2つの幸せの形があなたの中でせめぎあっていて、芸能人の結婚という、否応なくニュースとして目や耳に入ってくる話題に遭遇したとき、本音の部分が引き出されるのです。
普段は建前を信じて生きているだけに、本音の部分が沸いてきて相手に嫉妬して、結果的に嫉妬をする自分に対して自己嫌悪すら湧いてきます。
そうならないためには…
今願っている幸せ(建前)の違いを知る
今意識の中で構築している幸せの形は、本心が醜くてそれを覆い隠すための道具なのかもしれません。
つまり、あなたの本心、すなわち潜在意識の優先順位のトップに位置するのが「結婚したい」であり、既婚者なら「結婚(人生)をやり直したい」となるのです。
このメカニズムはぜひ理解していただきたいところです。

うん。やっぱり私も結婚したいんだよね。そんなことないふりして都合のいい言葉を並べていたのかも。
あなたの本心本音を意識していいんです。自分を取り繕う必要はなく(誰も困ることはない)、本音=思っていることと、建前=言っていること、行動、を一致させていけばいいのです。
大事なのは、この事実を知ること。
全く異なる2人の自分が自分の中でせめぎあっていることを知ること、これが大切なのです。
少なくとも、「自分はなぜ嫉妬しているのかわからない」という思いは解消されます。
このように、自分の気持ちを俯瞰してみると、嫉妬の正体が明らかになってきます。
それだけでも、あなたはかなり成長したことになります。成長とは、自分の眠っていた本心に気づくことなのです。
おわりに
いかがでしたか?今回は、他人の幸せを喜べるようになる方法と、それを阻んでしまう「嫉妬」の原因とメカニズムを一通りお話しました。
他人が幸せになったことを、我がことのように喜べることは、人間力が高まり成長した証です。あなたの本心を理解しつつ、「人生そのものを讃える」ことに喜びを見出していただけたらと思います。