こんにちは、おかもとたかしです。
HSP気質の人の特徴の一つに「自分を好きになれない」というものがあります。
最近は「自己肯定感」という言葉が盛んに聞かれるようになりましたが、一般的にはHSPは自己肯定感が低いと言われていますよね。
もちろん、HSPの人だって自分を好きになりたいのはやまやまです。しかし…
自分を好きになろうと、自分のいい所を必死に探そうとするけど見つからず、疲れ果ててしまいます。
本当はいい所はあるけど、気付いていないか軽視しているだけなんですけどね。
どうしたら自分のことを好きになれるのでしょう?
結論から言いますと、
・今日まで生きてきた自分をねぎらう
・おかげさまを意識する
これだけなんです。
自分を好きになろうと意識的に自分の長所を見つけようとするのではなく。この2つを心がけることで、自然と自分を肯定しているようになっている、ということです。
なんだか素敵だと思いませんか?
では、具体的にお話していきましょう。
今日まで生きてきた自分をねぎらう
これは無理せず誰にでも出来ることです。
これまで生きてきた自分にひとこと「お疲れさん」と声をかけるだけでいいんです。
今までの自分の人生に満足いってない方は多いでしょう。
歳を重ねていくと、「なんであの時あんなことをしてしまったんだろう」って思うことありますよね。
何かを達成したり喜びを得たりといったせいこうたいけんがなかなか思い出せず、失敗談ばかりが胸をよぎることが多い、というのは仕方のないこと。
ネガティブな経験の方が印象に残りやすいですからね。
メディアに流れるニュースもネガティブな内容の方に人々が飛び付きやすいのと同じように、過去の思い出も、やはりマイナスな出来事が記憶にいつまでも焼きついてしまいがち。
特にHSPの場合、自分を責めやすい傾向があるので、悪い思い出にさらに自分で傷を加えることになります。
そこで、「今まで生きてきた自分をねぎらう」ということをしてみるとどうなるでしょうか。
「いろいろあったけど、よくやってきたよ。」
「本当に頑張ってきたね。おつかれさん。」
と、今日まで命をつないできた自分自身を、何をしてきたかに関わらず慰めることで、心が落ち着いていきます。
良かったとも悪かったとも言わず、お疲れさんと、今日まで必死に生きてきた自分の心と体を受け入れてあげるのです。
それだけでも、頑張ってきた自分がちょっとは報われた気分になります。
自分のこれまでに人生の歩みを最も知っているのは他ならぬ自分自身ですから、ねぎらいの言葉が最も効くのは自分自身です。
いくら他人から労われても、他人は自分のほんの一部しか知りませんからね。
今この瞬間も必死に生きている、あなた自身に温かい「おつかれさま」を声掛けしましょう。
おかげさまを意識する
おかげさま、すなわち様々な人や物事の支えのもとで生かされている、ということを感じると、湧き上がってくる思いが…
自分は恵まれている
ということです。
これはとても大事なことです。
自己肯定感が低い状態のときは、自分はアンラッキーという意識に縛られがちになります。
自分は運が悪いから毎日がつまらないし、幸せだと思えない、となるわけですね。
しかし、
・あのひとの紹介のおかげでこの仕事につくことができた
・あの偶然の出会いのおかげで今の伴侶と知り合うことができた
・あの不景気のおかげで会社を早期に辞める決断ができた
とうように、「~のおかげで」という出来事は、人生の中でたくさん起きるんですよね。
自分以外の何かしらの力が働いていいことが起きた、ということは思い出せばいくらでも思い出せるはず。
自分のメンタルが弱りいっぱいいっぱいになっているときは、どうしても忘れがちになるんです。
どんな身近なことでもいいので、まずはひとつだけでも「~のおかげで~ができた」経験を思い出してみてください。
すると芋づる式に、あれもこれもと思い浮かんでくるはずです。
すると、「自分にも運がいい出来事があったよね」と思い返せます。
おかげさまをひとつまたひとつと思い出すことで、いかに自分が恵まれたかということに思いを馳せることができます。
そうすると、自分はラッキーパーソン!という意識が芽生えます。
おかげさまを常に心がけることで、その意識は習慣化します。
運がいい自分を少なくとも嫌ったり恨んだりすることはありません。
自己を肯定する心構えがごく自然に身に着いていくのです。
おわりに
いかがでしたか?
自分を好きになる、ということ自体に苦痛に感じる人にとっては、以上に挙げた2つのことは簡単に取り組めます。
しんどい時こそ、自分のことを好きになれないどころか、どんどん嫌になってしまったりするもの。
なので日ごろから、自分に対する「お疲れさま」、そして周りに対する「おかげさま」を自分自身に語りかけましょう。
声に出して言うとさらに効果的、紙に書いてさらに声に出すと効果てきめんですよ!
誰でもできることですので、ぜひ活用して自分を肯定してくださいね。