これをやるべきか?やらないほうがいいのか?
何か新しいことがあるとして、挑戦したほうがいいのか、見送ったほうがいいのか迷う、というようなことは、人生においては何度も訪れる局面です。
迷う、というのはどういう状態かといいますと、
という可能性を感じている
ということです。
今回は、迷ってしまっているときは。「迷ったらやる」という言葉を思い出して、迷っているのなら行動しよう、というお話をしていきたいと思います。
迷いがあるのはなぜ?
うまくいく可能性がゼロだと、そもそも迷うことなく、最初から選択肢から外していることでしょう。また、100%うまくいくという確信があれば、何の迷いもなく突き進むでしょう。
「うまくいくかもしれない」という、不確実ながらも希望がにじんだ心理状態の時に、人は迷うというわけです。
「うまくいくことはない」と断定できるものに対して、迷うということは決してありません。
これをやればいいことがあるんじゃないか?
と、自分に問いかける声が聞こえるから、迷うのです。
その声に対して、今はやめたほうがいいんじゃないか、と、必死に止めようとするもうひとつの声は、現状を維持したいあなたの潜在意識から湧き上がる声です。
そして、やめたほうがいい理由を次から次に見つけ出し、新しいことにチャレンジすることを諦めさせようとするわけです。
この、諦めさせる力はとても強大です。
なにせ、諦めれば、これまでどおり、安全で気楽な現状が維持されることが、保証されているからです。
そして、実際に、やらない選択をして、現状維持の自分に収まると、これまでと変わらない日常が続く中で、
「もしあのとき・・・やってみたらどうなっていただろう・・・」
という後悔の念が沸き起こります。
何も変わらない日常を送ってきたわけですから、あのとき「やる」ことを選んでいたら、違う日常があったかもしれない、と、もう戻らない日々のことを想像してしまうのです。
そもそも、やるかやらないかで迷いが生じた時も、現状を維持し続けたことに対する漠然とした不満が、浮き上がってきたからだったのです。
「この状態が続くのは退屈で、自分が望んだことではないんだ」
という不満です。
そして、現状維持に収まることにより、不満を一時的に先伸ばししても、また復活してきます。さらに何らかの新しい誘惑に触れた時に「迷ってしまう」。この局面を、何度も何度も繰り返してしまいます。
その都度、あのとき思い切ってやっとけばよかった!
と、後悔の念がゾンビのように、復活する、というわけなのです。
この不満にずっと付きまとわれるぐらいなら、今、決断して、やってみる、ということが、最善策である、ということです。
すなわち、「迷ったら、やる」、ということです。
どうせ、あとになってまた後悔し、迷ってしまう場面が訪れるくらいなら、
ということです。
決断の連続が人生
いますぐ決断しても、それですべて終わりではなく、さらなる決断の時が待っています。
決断したからと言って、それから先が楽になることはありません。
そもそも、わたしたちは日々、何かを決めながら生活しています。朝ベッドから起き上がるのも決断ですし、歯を磨くのも朝食を取るのも決断です。
そんな日常の中、私たちが決断に戸惑い躊躇するのは、「快適ゾーンが乱されかねないこと」を決める時です。
決断の先送りが招くことは?
決断しないことについては、逆説的に以下のことが言えます。
ひとつの決断であり選択です。
なので、決断しないという道を選んだことも、エネルギーを要することではあります。
おわりに
時間はどんどん過ぎていきます。
そして時間とともに年を重ね、あなたの気力や体力は、衰えていきます。
気力体力が衰えるということは、あなたが夢を実現させる能力も、哀しいかな、落ちていくのです。
無駄に時間を浪費してしまったかもしれない・・・
と、後悔してしまうのが、今からでも予想できてしまうのなら、チャンスは、まさに「今」です。
いま、迷っているのであれば、ベストアンサーは、「やる」の一言なのです。