「みんな違ってみんないい」の本当の意味とは?この名言を嫌いな人も?

考察
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「みんな違ってみんないい」という言葉をご存知の方は多いと思います。

この記事にアクセスいただいた方なら、一度は目や耳にしたフレーズなのではないでしょうか?

一見すると、何だかホッとする言葉です。

 

この言葉を最初に知った印象は、「世の中にはいろんなひとがいるけど、みんなそれぞれに個性があり、みんな素晴らしいものをもっている」ということでした。

私と同じような印象をお持ちの方も、「いや、そういう意味じゃないよ」と違う見方をされている方もいらっしゃると思います。

 

それでいいんです
みんないいんです

何か、いきなり今日の結論が出た感じですが(笑)。

今回は、「みんな違ってみんないい」という言葉について、お話していきたいと思います。

 

 

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みんな違ってみんないいの言葉の由来

「みんな違ってみんないい」は、比較的新しい言葉のようなイメージがありますが、実は1世紀近く前に発表された言葉なのです。

明治~昭和初期の童謡詩人・金子みすゞの作品『私と小鳥と鈴と』からきています。

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

短い詩ですが、三者の対比がわかりやすく表現されています。

私ができないことを、小鳥は簡単にできる。
小鳥ができないことを、私は簡単にできる。
私ができないことを、鈴は簡単にできる。
鈴ができないことを、私は簡単にできる。

みんなそれぞれにできることが違います。

それは、みんなそれぞれに素晴らしい個性があり、役割が与えられているということです。

人は誰でも何かしら、卓越したものをもっています。その卓越したものが他人にとって「羨ましいもの」であれば、その人は「天才」と呼ばれることもあります。

一度天才と言われた人は、自信をつけてその卓越したものをひたすら極めることができます。また、天才レベルではなくても、得意分野があれば、それが世の中に貢献できる武器になります。

また、本人にとってはコンプレックスと思っているものでさえ、強烈な武器になることがあります。例えば私の場合は…

 

私はしゃべりが大の苦手で「吃音」(どもり)がコンプレックスでしたが、それを自分で受け入れ、隠さなくなったことで、特徴あるしゃべり方が人の印象に残りやすいことに気づきました。

 

結果的に、私のしゃべり方でも快く受け入れて仲良く接してくれる人と付き合うことができ、人間関係が楽しくなりました。逆に吃音をバカにする人とは一切付き合わなくなりました。

他人にない自分の特徴を「個性」として認識することで、いくらでも輝けるし成長することができます。「みんな違う」何かを持っていて、それは「みんないい」ものなのです。個性を輝かせるのは自分次第なのです。

 

みんな違ってみんないいのネガティブな見解

ところが、「みんな違ってみんないい」にはネガティブな印象を持っている人も少なくありません。

それは、個性を重視するあまり、好き勝手に何をしても構わない、という意味にとられやすいからです。

これからは個人が活躍する時代、と言われて久しく、それは決して悪い流れではないのですが、個人が競争という波に巻き込まれるとどうなるでしょう。過度な競争はお互いに疲弊し、社会も歪みます

21世紀に入り格差社会が拡大しましたが、厳しい競争にさらされると、負け組は自己責任として切り捨てられることになり、それは健康的な世の中とは言い難いものです。

 

みんな違ってみんないいが問いかけているものは?

では、この「みんな違ってみんないい」は、私たちに一体何を問いかけているのでしょうか?

 

この詩が語っているのは
「相互依存」の精神です

お互いのいいものを引き出すことで、お互いに足りないものを補い合う。ギブアンドテイクで、素晴らしい世の中を作っていこう、という前向きなメッセージが込められています

私が持っていないものを小鳥は持っている。私が持っていないものを鈴は持っている。そして小鳥や鈴が持っていないものを私が持っている。こうして社会はそれぞれがそれぞれの働きをして成り立っていくわけです。

私たちは一人でも欠けると成り立たない。みんながそれぞれの役割を果たす中で世の中は周り、社会は進歩していきます。「みんないい」とは「みんな大切」ということなのです

 

おわりに

冒頭で、「みんな違ってみんないい」について様々な解釈があることにふれ、それこそ「みんないい」と書きましたが、それぞれの個性、考え方を尊重する、というのが豊かな社会を築き、人々が平和に暮らすために必要なことです。

ある意見に対して「良い」「悪い」判断するのはあくまで主観。見方を変えれば全く違う解釈ができるもの。多様な価値観を認めることで、お互いを活かしあうことが可能になります。

「みんな違ってみんないい」。

この言葉から、優しい世界が広がっていけばいいですね。

 

 

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