いきなりですが、夢は他人が叶えます。
これだけを見ると、そんなことはない!夢は自分の力で叶えるものだと
言いたくなる方もいらっしゃるでしょう。
これは正確に言いますと、
「自力」と「他力」の
共同作業で叶うもの
ということです。
夢は、もちろん自分の意志と努力で実現していくものですが、その過程で、他人の力というものが欠かせなくなります。
夢を実現するということは、行動を重ねた末に訪れたチャンスをものにするということです。
そして、このチャンスというものは、他人が運んでくれるものなのです。
夢を叶えるのは他人?
たとえば、もしあなたが、歌手になりたい、という夢を抱いたとします。
いくらあなたが歌がうまくても、それだけでは歌手になりません。あなたの実力を認めてくれる人が必要です。
それは、音楽プロデューサーだったり、レコード会社の関係者だったり、芸能事務所の関係者だったりします。または、それらの人とあなたを引き合わせてくれる人だったりします。
そしてオーディションを受けるにしても、あなたの合格を決定する審査員の方の目に止まらなければいけません。
このように、あなたが歌手になるためには、あなたにチャンスをくれる人と出会い、チャンスをものにしないといけないのです。
まさに、自力と他力が絡み合ってはじめて、あなたは歌手になることができるというわけです。
このように、一見自分の力だけで叶えるように見える夢でも、あなたの夢の実現のために多くの方が関わり、多くの方の協力が不可欠であることがわかります。
これでわかることは、あなたの夢を叶えるために、あなたは、人を「巻き込む」必要があるということです。
他人を巻き込むにはどうすればいいか?
具体的に言うと、応援者を増やすということです。応援者が多ければ多いほど、夢は確実に現実へと近づいていきます。
応援してもらえる人になるには、日々の心がけ、人への態度が不可欠です。
他人にすぐネガティブな感情をぶつけたり、近寄りがたい態度をとる人に、人は応援したくなるでしょうか?
この人いいな、応援したいな、夢を叶えてほしいな、と思えている人に、実際に人は応援し、チャンスを提供してくれるのです。
たとえ、夢を実現するだけの実力はあったとしても、あなたにチャンスをくれる人がいない限り、夢は夢のままなわけです。
夢の実現には、他人が大きく関わるがゆえに、他人から応援される人格も備わることが大切なのです。
おわりに
さて最後に、今回の記事のタイトルの話に戻りましょう。
「夢は他人が叶える」とは、一見矛盾しているように見えますが、自分ひとりだけで実現する夢はひとつもない、自分の力と、他人の力が絡み合うことで、夢はもたらされている、ということを、自分に言い聞かさてくれる言葉なのです。