弁証法とは何?自由な生き方に役立つ思考法を簡単に

考察

「弁証法」という言葉、何となく聞いたことあるけど、意味が分からない…という人は多いのではないでしょうか。

そもそも弁証法なんて知ったとこで、何の役に立つの?と思う方もいるでしょう。

実はこの弁証法、名前だけ聞くと難しそうなので敬遠されがちですが、実は心を安定し思考を整理するのにすごく有効なんです。経営者、従業員、起業家、フリーランスなど、ビジネスマンにとってもすごく役に立つものの考え方と言えますし、自由な生き方がの追求がテーマになるこれからの令和の時代を生きる上で取り入れたい理論なのです。

ここでは、そんな弁証法について、理解への入り口としてわかりやすく解説していきます。

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弁証法の意味をわかりやすく

弁証法を辞書で調べると、こう出てきます。

(Dialektik の訳語) 原語はもと、対話・弁論の術を意味し、ソクラテス、プラトンでは真の認識に至る方法とされた。アリストテレスでは、真偽未定の場面での論議の術とみなされ、その後は論理学一般をさす語として用いられた。カントはこの語を、推論だけで認識を生み出すかのように思わせる仮象の論理として用いた。ヘーゲル哲学では、形式論理学よりも積極的・具体的なものと解され、正・反・合の段階を経ることによって矛盾を止揚して高次の認識に至るべき思考形式とされた。さらに、マルクスは、これを唯物論的に社会・歴史の発展の論理とした。

出典:精選版 日本国語大辞典

はい、何が何だかわけわからないですよね(笑)。私もこれを読んだだけでは正直ちんぷんかんぷんです。説明全文を引用しましたが、大切な部分はこれ→「正・反・合の段階を経ることによって矛盾を止揚して高次の認識に至るべき思考形式」のみです。

一般的に言う弁証法とは、哲学者ヘーゲルが確立したもので、上の引用文にある「正・反・合」と「止揚」がキーワードです。でも、そういわれてもまだわかりませんよね。

結論を言うと、こうです。

①物事には相反する2つの考え方があることを知り(正・反)

②それをバランスよく統合して(合)

③ひとつの考え方を作り上げる(止揚)

ということです。この弁証法により望ましい状態に進むことを「アウフヘーベン」と呼んでいます。

では、次章でわかりやすい例を挙げてみましょう。

「妥協」ではなく「優れた結論」に導く

ある親が子どもに対して、「勉強してほしい」と思っているとします。親であれば当然ですよね。

対して子どもの方は、勉強はそっちのけで、「ゲームばっかりしている」状態だとします。両者の思惑は対立していますね。

そこでどうするか考えますよね。もし、子どもがゲームをするのを許可したのであれば、この時点で親は子どもに妥協したことになります。対して、ゲーム機を取り上げて勉強するように諭しているとすれば、親は子どもに妥協を迫っていることになります。

しかし、両者の意見を上手に取り入れ、「勉強に役立つゲームをさせる」としたらどうでしょう?

親としては、子どもに勉強させることが実現し、子どもも引き続きゲームをすることができます。両者にとって悪くない結論ですね。つまり、双方とも納得する高いレベルの結論を導けたことになります。これが、弁証法なのです。

この流れを理論的にまとめると、

1意見Aの提示
2意見Aに対立する意見Bの提示
3意見Aと意見Bを統合して、よりよい意見Cを見出す

となります。

「なぜ」を繰り返し問いかける

身近に使える弁証法を日常生活にどう応用するかというと、一言で言えば「自分の意見を疑ってみる」ということです。

私たちはついつい自分が信じた意見や思想に執着してしまいがちになりますが、なぜそう思うのか、ということを自問自答して、なんとなくではなく突き詰めて考えてみましょう。他人のアドバイスをもらったり、読書したりネット検索して、自分と異なる考え方を発見してみましょう。

そうすることによって、自分と相反する意見を並べることで、自分の意見は絶対的に正しいということはなく、世の中はつねに表と裏で成り立っている、自分と対極の思想が必ずあるということを認識できます。

両者を比較検討しながらじっくり考え、両者のエッセンスを取り入れたよりレベルの高い意見が出来上がる、というわけです。

フリーランスの生き方にかなり応用できる

弁証法は、一人で活動するフリーランサーにぜひ取り入れてほしい思考法です。

ひとり経営者ですから、すべての決断を自分自身で下さないといけません。そのよきに、最善の判断ができるように、偏った意見のみにこだわるのではなく、全く逆の方向から見た意見も取り入れ、総合的に判断する力を養うことができます。

物事を俯瞰して観ることは経営者の必須条件。広い視点に立ち最適解を見出す能力は、フリーランスとして長く活躍するうえで欠かせないのです。

まとめ

弁証法は、自分の考えを絶対的なものとせず、一歩下がって客観的に自分を見つめるトレーニングになります。

自分の思考を疑い、他の意見を柔軟に取り入れ、より高いレベルのアイディアを生み出す。これを習慣化していけば、人生においても充実度が増していくでしょう。

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