アドバイスがマウンティングにならないためには?【だれもが陥る罠】

考察
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求めてもいないのに、やたらとアドバイスしてくる人、いませんか?世話好きな人もいますが、やたら自分の知識をひけらかしてくる人がいますよね。

もちろん、有益なアドバイスをしてくれるのはありがたいことではありますが、徐々に上から目線になって、高圧的な態度になる人が、中にはいます。

アドバイスすることで優越感を持ち、人より上に立ちたがる、いわゆるマウンティングの状態になる人がいます。あなたのまわりにも思い当たる人、いるかもしれません。

しかし、マウンティングは誰でも陥ってしまいます。

 

自分は大丈夫。人を面と向かって馬鹿にしたりはしないから。

と思っているあなたでも、気が付くと、自分の知識を無理にひけらかして優越感に浸っている、ということはあるものです。気づいていないだけで。

そこで今回は、アドバイスがマウンティングにならないためにはどうすればいいか、というお話をします。

結論から言いますと、

 

相手の「知りたい」気持ちにだけ答える

ということです。

「教えたい」という気持ちが湧いてくると、知らず知らずのうちにマウンティングへと一直線です。

ということで今回は、知りたいと教えたいのバランスを取って、上手にアドバイスをする方法をお伝えします。

 

 

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マウンティングにならないアドバイスとは?

相手の「知りたい」気持ちにだけ答えるということは、言い換えれば、知りたいと思っていること以上は教える必要がないということです。

例えばSNS、とくにツイッターで、誰かがフォロワーに質問したり疑問を投げかけるツイートをした場合、レスポンスという形で回答のコメントをすることがあります。

そのとき、相手が知りたいこと=疑問に思っていることにだけコメントするのならいいのですが、勢い余って、自分の知識をここぞとばかりひけらかしてしまうことがあります。

相手にしてみれば、知りたいという思いを超えた、どうでもいいようなことを切々と語れてもありがた迷惑です。

なので、そっけない返信をされると、「無視された」とか「適当にあしらわれた」とネガティブに受け取ってしまい、相手を誹謗中傷してしまうことさえあります。

これは極端な例かもしれませんが、SNSではありがちなことなので、注意したいところです。

こうならないためにはどうすればいいでしょうか?

その答えは、何らかの情報を教える前に、

 

「相手の知りたいこと
(求めていること)」を
着実に把握する

ということが大前提です。これがはっきりしないと、暴走した回答になってしまいがちになります。

「相手の質問」をそっちのけで、待ってましたとばかり自分の知識を語ってしまうので、結局は何の回答にもなっていない、ということも起こり得ます。

なのでマウンティングにならないようにアドバイスをするには、

1・相手の疑問、質問を正確に把握する
2・その疑問のみに答える
3・それに対し相手がまた質問したら再び答える

これを繰り返すだけです。

これが今回の結論なのですが、とはいえ、わかっていても実践するのは容易ではありません。

「相手に知りたいことのみ回答する」だけでいいのに、ついつい余計な情報をひけらかせして相手を困らせてしまうのは、いったいどうしてなんでしょうか?

後半は、マウンティングをついとってしまう心理についてお話します。

 

マウンティングをしてしまう心理

マウンティングをしてしまう心理とは、究極的には…

・知識をひけらかしたい
・その人よりも物知りな自分でいたい

この2つです。

知識をひけらかしたい

これはは単純に、

 

こんなことまで知ってるってすごいでしょ!

という、承認欲求を満たすためのものです。

私たち人間は、「自慢できる機会」というものを常にうかがっています。自分の凄い部分をしってほしい、との欲望は誰しも秘めています。

普段、自分を表に出さず慎しむような方こそ、自慢したいとの思いはたまりにたまっているもの。そんな思いを素早く満たしてくれるSNSは、恰好の自慢大会の場です。

なかには、

 

有益な情報なので、「教えてあげたい」。

という、良かれという思いで、必要以上の情報を植え付けてしまうこともあります。この「教えてあげたい」は完全にエゴであり、自己都合です。

教える立場にある人は、相手の気持ちに寄り添うことが欠かせません

教える側が供給過剰になっても、双方が疲弊するだけです。まず「知りたい」という需要があり、それに見合った「教える」という供給をする、ということが大切です。

その人よりも物知りな自分でいたい

これも実に厄介な心理状態です。他人と自分を比較して、自分が優位に立ちたいという思いがここで如実に表れてしまうのです。

とくに、相手に対して何らかの劣等感を感じていた時に、ひとつでもその人を上回れるポイントが見つかると、そこに集中して畳みかけて是が非でも上に立ってやろうという欲望に駆られてしまうのです。

これも、いままで溜め込んできた劣等感が強ければ強いほど、マウンティングは激しいものになってしまいます。

こういう場合の解決策は、自分だけが持っている強みに気づき、それを徹底的に伸ばすということ。そういうことで他人と比較する暇がなくなり、劣等感も自然と雲散霧消していくのです。

 

マウンティングは何の得にもならない

最後に、マウンティングしたところで、誰にも何の得もならないという話をします。

相手より優位に立ったと感じていても、それはほんのほんの一瞬なのです

一時的に気分はよくなっても、自分を取り巻く現実は何ら変わりません。それどころか、マウンティングをとってしまった相手との関係が悪化してしまうことになりかねません。

この記事にたどりついた方は賢明な方で、自分はマウンティングをするようなことはしたくない、とお思いの方が多いのではと思います。

ぜひ、今回お話させていただいた、相手の知りたいという気持ちにだけ、素直に寄り添うことを心がけていただきたいと思います。

 

 

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