どんな人にも、仲がいい人がいれば、どうしても仲良くなれない人がいます。仲良くなれない人は、「意見の合わない人」だったり、「何を考えているのかさっぱりわからない人」だったりします。
そのような仲良くなれない人を、あなたは「敵対視」していませんか?
「少なくとも味方ではない」と思うかもしれませんが、その人は果たして「敵」なのでしょうか?
多くの人にとって、敵といって一番に思い浮かぶのは会社の上司や同僚でしょう。そもそも、そのような人は同じ会社に勤めている「同士」のはずですよね。社会的には「敵」ではありません。ただ、心理的に「敵」に思えているわけです。
この、「心理的な敵」って、必要でしょうか?そんなわけないですよね。敵はいないほうがいいです。敵をみなしている人がいるというだけでストレスを感じてしまいます。
「無敵」と言えば、誰と戦っても勝つ人をいうように思われがちですが、実は違います。早速今日の結論になりますが、無敵とは、
のことです。「無」敵ですから、読んで字のごとくです。
敵がいないとは、むやみに敵を作らないこと、すなわち「心理的な敵」を限りなくゼロに近づけるということです。
立場的には敵(=ライバル)であってもリスペクトし合える関係を築き、なおかつ心理的な敵もいない、すなわち、
一番強いのです
今回は、無敵を目指すことの意義と、敵を作らないための考え方のコツをお知らせしていきます。
無敵を目指そう
「誰にも負けたくない」という気持ち、実は誰にでもあります。受験、就職、出世、恋愛と、私たちは誰かと競争しながら生きてきたわけですから。
それが現実ですから、ライバル=社会的な敵、は私たちの人生に常に存在します。しかし、ライバルがいるからこそお互いに切磋琢磨でき、成長できるのも事実ですよね。
1つの目的のために競争している敵であるはずなのに実際は敵ではない、とは逆説的ですが、ルールに基づき健全に戦うライバルに対しては、個人的な恨みつらみは起こりませんし、ライバルに対して「憎しみ」は覚えないほうがいいです。
そしてそういったライバル以外の人たちに対する敵対心も、無駄な感情であることが多いのです。勝ち負けを決する必要のない人に対して勝ちたい(優越感を持ちたいとか蹴落としたい)と執着するのは、時間と労力の無駄です。
敵を作らないということは、毎日が平穏ですし、敵対心を持つ他人に気にとられることないので本当に実現したい夢に向かって集中できます。素敵な人に囲まれ充実感に包まれます。
「無敵」の状態にいるときが、人生が最も充実し、毎日が楽しく、幸せを謳歌できます。まさしく無敵な人こそ最強なのです。
敵を作らないための大原則3選
では、無敵になるにはどうすればいいか?とうことですが、答えはシンプルで、敵を作らないマインド(考え方)を身に着けるということです。
ではそのマインドとは何か?3つをご紹介します。
他人と比較しない
他人は他人、自分は自分と割り切ることはとても大事。他人との比較が、他人への嫉妬や憎悪を生み出し、全くもって不要な心理的な敵を自ら作り出すことになります。
他人と比較してしまうことで、「あいつより俺は勝っている」とか「あの子より私は劣っている」と自分の中でジャッジしてしまいます。別に相手はあなたに何も敵対心はないのに、あなたが勝手にその人を敵と見なしているだけなのです。
他人との比較に汲々とせず、あくまでこれまでの自分自身と比較し続け、過去の自分から少しでも成長しよう、自分をアップデートさせようと意識づけをしていけば、自分の軸が固まっていきます。
批判者に反応しない
自分の悪口、陰口を言う人の存在に悩まされている人もいるかもしれません。あなたのことを批判する人は、あなたのすべてを知っているわけではあちません。あなたの一部を強調して批判してくるので、相手にする必要はありません。
その人は、あなたのすべてを知ろうとは思いません。なぜなら、あなたを知れば知るほどあなたのいいところにも気づくようになり、批判しにくくなりますからね。
なので、もし自分を批判してくる人がいたらそのような人は遠ざけて、自分の良い所をちゃんと見てくれている人と仲良くなりましょう。そんな人と信頼関係を結ぶ方が、より人生を豊かにさせてくれます。
大多数は「普通の人」と知る
よほど凶悪な犯罪を犯さない限り、誰もが「普通の人」です。前述のようなあなたを批判する人にも、家族がいたり、親友がいたり、恋人がいたりします。そんな人たちには、悪い人とは思われません。
「あいつは悪い奴だ」と思っている人も、大切な家族がいて「いいお父さん」だったりするわけです。「悪い奴」というのは、あなたの主観で、真実ではありません。
この世の大多数の人は、良いでも悪いでもなくただの普通の人。あなたの都合で、良い人か悪い人かをジャッジしているだけ。
当然長所もあれば短所もある。あなたはある誰かの短所ばかりを見過ぎているから、その人に対し偏った評価を無意識に下しているだけなのです。
あなたもわたしもどんな人でも、いいとこもあればそうでないこともある、普通の人。みな同じなのです。そう思うと、敵どころか仲間意識さえ沸いてきませんか?
おわりに
いかがでしたでしょうか?敵と思う人がいない生活は本当に楽しいです。どんな立場の、どんな性格の人でも、ひとりの人間として「尊重」して「信頼」ができるからです。
本当の意味での無敵な人生、目指してみませんか?