今回お話するのは、あるテレビ番組で実験的に行われた企画についてです。
番組の出演者の方々が、神社を訪問して、
もしも1つだけ願いごとが叶うとしたら、何をお願いするか?
と、問われていました。
ある人は、「大金持ちになりたい」と言ったり、
またある人は、「素敵な人と結婚したい」というように、
みんなが思い思いに願いごとを述べていたわけです。
それに対し、司会者が、とにかくたったひとつだけしか叶わない、と徹底的に念を押したところ、
ほとんどの人は、悩んだあげく、こう答えました。それは何かというと…
「自分と、自分の家族が健康でありますように」
ということでした。
もちろん、どの出演者も、重い病を患っているわけではありません。
今の時点でも、自分や家族が健康な状態でいても、やはり、
この先も、ずっと健康でいたい、と願うというわけです。
つまり、これからわかることは何かといいますと、
多くの人にとって、1番叶えたい願いは、実はすでに叶っていることになるわけです。
すなわち人生において最も大切なものを、既に持っている、ということなのです。
既に最も大切なことに恵まれている、そう気づくことができたときに、
神様にお伝えしたい一言は、「感謝」ということに他なりません。
最大の願いごとを、すでに叶えさせてもらっている。
それを認識するだけで、実は、他にも叶っていることがある、ということに気づけます。
最も大切な願いごとが、すでに実現してることを認識することで、
自分の人生は、実はたくさんの願いごとが叶ってきた人生だったんだということがわかってきて、
感謝の気持ちを常に抱く自分に、なれるのです。