今一生懸命副業がんばっている方もいると思います。
あくまで本業メインとしつつ、副業としてそれなりの小銭を稼ぎたいと思ってる方や、将来副業を本業にすると言う前提で働いている方もいらっしゃるでしょう。
企業でも副業解禁が進み、もう一つの仕事を確保し収入源とする動きは今後ますます加速していきます。
しかし、会社に内緒で副業していて、もしばれてしまったらどうしますか?
もしくは、もうばれてしまって、どうしようか検索したらこの記事にたどり着いたという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、
に向けてお話をしていきます。
どうか最後までお読みいただければと思います。
副業がばれたらするべきこと5選
副業が会社にばれた!
そんな時にとるべき行動を5つご紹介します。
副業規定に従い誠実に説明する
原則として、一般企業に勤めているサラリーマンが副業をすることは自由であり、一部例外を除いて法律違反にあたることはありません。
本業の勤務時間外であれば、労働者は誰でも副業をすることができます。企業が規定する就業時間以外はプライベートの時間とみなされますので、その時間を活用して副業を行ったとしても法律違反で罰せられることはありません。
企業が就業規則などで従業員の副業を禁止することは、法律で認められていないのですが、ただし例外は存在します。
それは、本業に支障が出る場合や企業機密が漏洩した場合、会社の信頼を失うような行為をした場合で、このケースでは副業は禁止もしくは制限されます。これは従業員と企業との間で交わされる「雇用契約」に明記されます。
さらに、会社によっては事前に届出が必要です。また、公務員については国家公務員法で副業禁止が法律として定められています。
雇用契約の内容には社則を守ることも含まれているので、副業禁止の会社で副業を行うと「契約違反」に相当し、企業は契約違反を犯した社員に対して懲戒処分を下す権利を有しています。
処分でもっとも軽いものは上司から違反者に2度と副業をしないよう口頭で注意がされる「厳重注意」で、始末書の提出を求められることもあります。その上の処分になると「減給」や「出勤停止」が考えられます。
ちなみに最も重い「解雇」処分については、裁判によって処分無効となる可能性が高いとされています。
以上を踏まえますと、ばれないように副業していたということは、これらの例外の規定に抵触する可能性があるから公には伏せていた、ということもあるでしょう。
または雇用契約を確認しないまま副業を進めてしまい、ばれてしまって焦りを感じている方もいるかもしれません。
いすれにしても、副業をしていることを素直に認め、その理由も説明する必要があります。
「収入を得たかったから」副業をしていたのは当然なので、なぜ収入が必要だったのか(個人的事情、家族の事情等を)嘘偽りなく報告するべきでしょう。
その上で、上記のようなペナルティが課せられることがあるにしても、まずは潔く受け入れなければいけません。そのうえで身の処し方を冷静に判断しましょう。
感情に任せて楯突いたり急に辞表を叩きつけるとかえって事態を悪化させることになりかねません。たとえ副業する必要があったとしても、会社との丁寧な話し合いは不可欠です。
副業が推奨されるご時世ですので、会社側もできれば厳重な処分は下したくないと思っているケースが多く、誠実な対応次第では処分を科せられることなく不問になることもあります。
その場合でも、副業に関する規定は会社に在籍する限りは順守する必要があります。
周囲の反応をチェックする
副業がばれてしまったとき、周囲の反応がどう変わるかを見極めることが重要です。
副業の多くは、就業後や土日に行われますが単純に労働時間が増えるため、遅刻や欠勤など本業に何かしらの支障が積み重なっていると、それが不満となって周囲にくすぶり続けることがあります。
「就業時間が終わるとあいつはさっさと帰りたがっていた」とか「勤務中はソワソワして集中していないように見えた」などといった陰口をたたかれ、居心地が悪くなることも…
そういったときに、同僚や上司に副業がばれてしまった場合、「それ見たことか」「本業がおろそかになっている」と、決して良い印象は与えないでしょう。
さらに厄介なのには、「俺たちよりもこっそり稼いでいた」という嫉妬の感情で、こうなると陰湿ないじめやパワハラの標的になることもあり、職場にとてもいられる状況ではなくなることも十分にあり得ます。
副業が周囲に知られたことで、自分にどんな目を向けられているか、冷静に観察しましょう。
その上で、今後も会社には本業として勤め続ける意志があるのであれば、副業の見直しや停止も含めた判断が求められます。
時間配分を見直す
副業していることがばれると、当然ながら本業への真剣度が問われます。
勤務時間内はしっかりと本業に集中し、周囲に迷惑をかけないように配慮しないといけません。
副業に時間を割きすぎて、本業への集中力を圧迫していないか、今一度検証する機会でもあります。
副業の変更も考慮する
副業バレないようにしていたということは、その仕事を公にすることに対する後ろめたさがあった可能性もあります。
例としてはマルチ系と言われるネットワークビジネスやアダルト系コンテンツに関する業務などが挙げられます。
あなたが行ってきた副業が、社会的に見て評判が良くなかったり、公序良俗に反する恐れがあるものであったとすれば、見直す必要があるでしょう。
今後の方向性を必要に応じて修正する
こういったことを踏まえ、本業を辞めることなく副業はあくまで副業として本業とこれからも並行していくのか、副業をいつか本業とすることを前提にして、それまでは本業こなしていくか、今後の方向性をはっきりと見定める機会になります。
今副業がバレることで周囲の印象が変わることがあっても最終的にはあなたの人生ですので、最終的な人生設計はあなたに委ねられます。
副業がバレたことによる影響が想定以上に芳しくないものであれば、今後描く未来図は修正する必要もあるでしょう。
副業がばれたら新たなステージ突入
副業はばれてしまい、まずいと思ってしまうのは仕方のないことですが、別の見方をすれば、チャンスがやってきたとも言えます。
副業でも一定の稼ぎがあるというのはリスペクトの対象にもなるからです。もちろん本業の方も怠らずにしっかりと勤めていることが前提ですが。
2つの仕事で報酬を得る、すなわち成果を出してることは、全員にできることではなく、その点だけでもあなたのことを見習いたいと思う人はいることでしょう。
もちろん残念ながら嫉妬の目を向けたり邪魔をしてくる人もいるかもしれませんが、そのような人は軽く無視で結構です。
そして副業がばれたことであなたのもう一つの仕事が知られるようになることで、むしろあなたを応援してくれる人が現れる可能性もあります。
これはまさに、誰にも言わずにコソコソやっていた時期とはステージが変わったことを意味します。
このように同じ副業にトライする人が身近に出てくることもあれば、一緒に仕事をするパートナーも現れるかもしれません。
そのチャンスを見逃すことなく、さらなる飛躍のきっかけにしてほしいと思います。
おわりに
副業をしていることは決して悪いことではなく、自分らしい生き方働き方を実践しているだけに過ぎません。
しかし現実には、本業があるにもかかわらず副業をしているのはいけないこと、という印象がまだ世間に根深く残っていることも事実。
大副業時代とも言われる時代に突入した現在、バレないようにコソコソやるというのももはや過去の話のはずですが、人々の意識っていうのはなかなかそう簡単には変わらないもの。
副業は、ばれたときにこそ、「本当にそれが自分に必要なものか」を立ち止まって考えるきっかけになるものなのかもしれません。
あなたの副業生活が今後も充実されることを、心より応援しています。