あの人のこと、何となく嫌い、
という人、いませんか?
理由はわかりません。
この人と合わなそう、とか、生理的にムリ、とか、
毛嫌いしていることを表現している言葉は様々あるのですが、
嫌いな理由を言葉で説明しろと言われても、なかなか出てきません。
言葉では言い表せないけど、とにかく嫌いなわけです。
しかし、そういった根拠の薄い感情は、一時的であることが多いです。
5年10年と続く事はありません。
何となく嫌い、という人を、5年間も嫌い続けることは困難です。
5年もすれば、その人のことを見慣れてくるし、
その人の良い部分も、わかってくることがあるでしょう。
しかし、1度は毛嫌いしたことに、固執してしまい。
その人の良さや長所が見えてもそれを受け入れきれずに、
意固地になってしまい、その人と接することで得られる恩恵を見逃してしまい、
結果的に損をしてしまうことさえあります。
実際にわかってきたその人の本質と、かつて抱いた一時的感情とが交錯してしまい、
モヤモヤしてしまうこともありますが、
その時にこそ、感情的に毛嫌いした人でも、実際には悪い人ではない、と、
自分の感情と、現実に現れた本質とを切り分けて評価する、という感覚が大切になります。
自分の感情で、世の中の全てを判断することをやめると、すごく気が楽になります。
あれだけ最初は毛嫌いしていた人でも、抵抗感がなくなり、
普通に接することができるようになるのです。