会社を辞めたい人に「甘えるな」という人の心理とは?3年頑張れは無意味?

心理学

こんにちは、おかもとたかしです。

会社員なら誰もが一度は「辞めたい」という言葉が頭をよぎったことがあるのではないでしょうか?逆に一度もない、という方は自分が好きで得意でやりがいのある仕事についていてなおかつ人間関係にも相当恵まれた方だと思います。

会社員は職種までは選べても、どこに配属されるかは選べず、周りにどういった人間がいるかもコントロールできません。どうしても気が合わない人が同じ部署にいる、ということも当然起こり得ます。

そして、「会社を辞めたい」とつぶやきだした途端、聞こえてくるのが「甘えるな」という言葉。

やさしくて真面目な人ほど、自分は甘えてるんだ…と落ち込みます。言葉を真に受けて会社にとどまろうとしてしまいます。そして会社を辞めるタイミングを完全に失ってしまいます。

そして肝心なことに、「甘えるな」という人は、あなたが本当に甘えているとは思っていません。

本当に甘えているなら、この世に存在する、会社を辞めたことがある人すべてが甘えていることになります。その人はあなた以外のすべての人にも「甘えるな」と言わないといけないはず。でも言わないですよね?

このような言い草をする人の本心はこうです。

 

自分だって辞めたいと思っている(思っていた)。

 

なので、結論を言うと、「甘えるな」という言葉には全く根拠がありません。

今後も出てくるかもしれない「甘えるな」を連発する人に対抗するためにも、そしていまそのような人からのプレッシャーに押しつぶされそうな人も、この記事を読んで、ぜひ安心していただきたいと思います。

 

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会社を辞めたい人になぜ抵抗する?

会社を辞めるも辞めないも本人の自由なのに、そもそもなぜ反対する人がいるのか?なおかつ「甘え」という相手を傷つけかねない強い言葉を使うのはなぜなのでしょうか?

今回は同僚や友人に言われた時を想定した記事ではありますが、同じく言われることも多い親や妻、夫、恋人に言われた時の心理について、まずご説明します。

親に言われたら

最も身近な他人と言えば親です。本音は「今辞めたら後悔するよ」ということです。

親は常に子供のことを心配しますよね。子どもには「間違った選択をしてほしくない」というのが共通の親心。あなたを甘えん坊に育てた覚えのない親でも、あなたに「考え直してほしい」がために鋭い言葉を選んでいるわけです。

なので、真に受けて「自分は甘えている」と言葉通りに受け取らないことが大事。親から言われたからと言って、自分はそういう人間なんだとネガティブにとらないようにしましょう。

妻や夫や恋人に言われたら

妻や夫に言われるときは、「自分と家族の安定が脅かされる」と直感してときです。あなたの決断が独りよがりで家族を顧みないわがままな行為に映っています。だから「甘えないで」というプライドを傷つけやすい強い言葉を無意識に選んでいるのです。

恋人に言われたら、自分が描いている先々の人生設計が狂わされると感じています。あなたに対する依存度が強いと出てきやすい言葉です。

これも、自分が「甘えた性格」と受け取らず、強い反論の表現の一つに過ぎないと心得ましょう。

職場の人に言われたら

いよいよここからが本題。なぜ会社の人に「甘えるな」と言われなければいけないのか?時に自分の上司や先輩からよく言われます。後輩から言われることは滅多にありません。

答えは、冒頭の通り、その人も「辞めたい」思ったことがあるからです。

自分は辞めたいという意志があるにもかかわらず、何らかの理由でやめることができず会社にとどまっている人が放つ嫉妬の言葉なのです。

そして、本音は、

辞めてほしくない

です。すなわち、あなたを「会社にしがみつくかわいそうな人」の仲間に引きこみたいのです。

仲間を確保して、心を安定させたい。特に、自分より立場が下のあなたを巻き込み、「かわいそうな人グループ」の中で威勢を張りたいのです。

ここまで来ると、「甘えるな」はあなたのことを思っての言葉ではないことがはっきりします。あなたが職場からいなくなるかもしれないという危機感が、「甘えるな」という強めの言い方になって表に出ているのです。

友人に言われたら

会社とは関係のない友人・知人に言われることもあります。仲のいい親友から言われて、落ち込んだことがある人もいるのではないでしょうか?

結論を言うと、こういった人も、根底には嫉妬があります。そして、自分より偉くなるかもしれないという恐れも垣間見えます。

「類は友を呼ぶ」という言葉の通り、私たちは自分と同等レベルの外見や似通った価値観を持った人とつながりやすい傾向があります。でも、同類であるはずのあなたが、会社を辞めた後の人生が充実していき、自分よりもはるかに幸福感を得ることを恐れているのです。

自分と他人とを比較しやすい人に見られる発言です。「甘えるな」は相手の価値を下げて自分を守るという、「自己肯定感」が低い人が発しやすい言葉なのです。

信頼する人に言われたら

人生の先輩として信頼している人に相談を持ち掛けたときにも、「甘えるな」と言われることもあります。尊敬している人だけに、そういわれるとショックですよね。

このようなことを言われる背景には、その人自身の体験(とくに失敗経験)がベースにあります。そして他人の失敗経験も知っています。「自分のようになるな」「失敗した誰かのようになるな」と念を押すことで、「未熟なお前に教えてあげている」という優越感に浸れます。これも、自己肯定感を上げたい心理が働いています。

そして、自分は会社にしがみついて頑張ったのにお前は何だ!という嫉妬の念も、やはり含まれます。我慢してきた自分にとって、会社を辞めるという選択を検討しているあなたは、羨ましい存在なのです。

あなたから信頼されているという立場を利用して、「現実を教えてやっている」という快感に浸れるのです。

 

よく聞く決め台詞「3年は頑張れ」は根拠なし

会社勤めをしても学べることはたくさんあるし、会社にいるからできることもたくさんある、といったことを述べ、「3年は頑張れ」と励ます人がいます。しかし3年という年月には客観的根拠はありません。

もし勤めている企業がブラック企業であればどうでしょうか?時間外勤務が当たり前で給料も安く、ボーナスも昇給もなく、福利厚生も完備していないなど、とても社員のケアが行き届いているとは思えない企業に長い年月在籍しても、心身を消耗するのみです。

いわゆるホワイト企業にいるとしても、人間関係に悩むことはあるし、他にやりたいことや夢が見つかることもあります。今がまさに何かに挑戦するタイミング、という場合もあります。

会社を辞めたい時期や辞めるべきタイミングはケースバイケースなので、誰でも一律に最低3年はいないといけない、というのは論理的にも成立しづらいです。

 

まとめ

「甘えるな」と言われると、グサッときます。真面目に一生懸命に生きていたのならなおさらです。特に大切な人から言われると落ち込みます。今までの自分を否定されたような気にすらなる、自信をなくしかねないネガティブワードの典型です。

でも、多くの場合…

「甘えるな」と言われるのは、
あなたの事情ではなく相手の事情。

と結論づけることができます。

自分なりに一生懸命に生き、考え抜いた末に「会社を辞めたい」と口に出すことができたのなら、人生のターニングポイントが近づいている証。最終的にはあなた自身が決断して、新たな人生に踏み出してください。

 

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