仕事でミスをしたことがない人はいません。
この記事にたどり着いたあなたは、最近なにかミスをしてしまって落ち込んでいる最中なのかもしれません。
全ての人間が不完全である以上、あらゆるタスクを完璧にこなすことは不可能です。
そして物事に一生懸命取り組んでいても、ミスと言うのは、どうしてもしてしまいます。
今回は、ミスからすぐに立ち直るには?というお話をしていきますが、いきなり結論から言いますと、
ということです。

そんなことわかってるよ!
でもミスをすると落ち込んでいつまでも引きずってしまうんだよ!
という方もいらっしゃるでしょう。
というわけで今回は、ミスをするとついしてしまう「動揺」について考えるとともに、ミスから素早く立ち直る考え方をお伝えしていきます。
ミスして動揺してしまうのは当然
ミスをした時は、誰でも動揺します。
なぜ動揺するのか?それは…
に他なりません。
私はここで必ずミスをする…と予感して、本当にミスしてしまったときのことを思い浮かべてみてください。
きっと、大して気持ちが揺れることはないはずです。だって事前に想像していたのですから。
「あ、きたか」と淡々と受け入れることでしょう。
ミスを意識していなかったとき、思いもよらぬ場面でミスをしてしまうので、動揺するのです。
繰り返しになりますが、動揺とは、自分が予期しないことが起きてしまったときに自然に湧いてくるものなので、誰にも例外なく体験することになります。
しかしそこで、うまく気持ちを切り替えれば良いのですが、これがなかなか難しいんですよね。
ミスを引きずってしまって、2回目以降のミスをしてしまうと、さらに傷口を広げることになってしまいます。
そして皮肉なことに、最初のミスよりも、2回目の方が段違いに心のダメージが重くなります。
ミスを繰り返す心理はなぜ?
ミスを繰り返してしまうのは、自分に対する自責の念に縛られることが大きいです。例えば、
・また同じ失敗をするなんてありえない
などと、自分自身に呆れて怒りを向けてしまいがち、なのですが…
実はそれ以上に、例えば
などというように、自分のミスに対する他人の反応への心配が強くなり、平常心がさらに乱れ、またミスをしてしまう、というパターンが多いのです。
しかし、特に共同作業で動いている職場では、このような思考になってしまうのは、致し方ないことです。
もちろんまわりにどんな人間がいるかによっても状況は変わってきますね。
ミスをしても叱らない上司だったり、細かく突っ込まない同僚ばかりならまだ良いのです。、
ところがそのような環境ではない場合、パワハラ上司やどうしてもソリガ合わない同僚などがいた場合はたまりません。
周りの存在にプレッシャーを感じながら仕事をすることになってしまいます。
こうなると、もはやミスを起こさないようにしよう、という考え方は無意味で、ミスはいずれ起こると開き直った方がいいです。
なので、自分の中で、意識を変えていくしかありません。
というわけで、ミスを成長の過程として受け止める、という結論に戻るわけですが、次章でさらに深掘りしていきましょう。
ミスをどう捉えればいいのか?
ミスを、成長の過程と受け止めること、とは言い換えれば、ミスはいけないこと、悪事だという捉え方を改めるということ。
ミスに対する周りの反応も、自分自身のレベルアップを促してくれるもの、というような見方に変えていくと、ミス自体に対する、ものの考え方も変わってきます。
ミスとは必要なことであり、また、今のあなたにとって必要なタイミングで起きたもの、という、ミスのポジティブな面に目を向けることできます。
ミスはネガティブなこととばかり思ってるから、ミスが怖いのです。
逆にポジティブなものに対しては、怖い気持ちが起こらないのが、人間の不思議なところです。
ミスがあったからこそさらに前進できる、周りの反応もそれに拍車をかけて自分に成長を促す。
このポジティブへの大転換が、ミスを乗り越え、むしろ糧にして、飛躍する流れを作っていきます。
これはすぐにできるようになる、ということではなく、少しずつ身に着いていきます。
ミスが、飛躍への燃料へと変わるときに、ミスを引きずる心がすーっと消えていくのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?今日のお話をまとめますと…
ミスを引きずらず、素早く立ち直るには、成長の糧ということをミスのたび言い聞かせ、少しずつ慣らしていってミスへの耐性を身に着ける、ということになります。
ミスは私たちを強くしてくれるきっかけを与えるものです。
間違えるという事態とも楽しく付き合えるようになったらこっちのモノ。
ミスをきっかけにして、一回りも二回りも大きくなっていきましょう!