人や物など、何かを見たり聞いたりしたとき、瞬間的に思いつくアイディア、
それが「直感」というものです。
第一感とも言いますね。
直感というものは、根拠がないような気がするので、
直感のままに発言したり行動することは、
とても危ういこと、という先入観は、誰にでもあります。
なので、せっせと考えに考えて結論を出すことになるわけですが、
結果的には、直感、すなわち、最初に感じたことが、案外正しかったりすることがあります。
直感を採用しないということは、時間をかけて考えてから決める、というプロセスになります。
考える時間が長くなるということは、
ああすればこうしよう、こうなったらこう動こう、という理屈が思い浮かんできているわけですが、
理屈が増えているだけにとどまらす、
不安感や恐怖感といった感情も乗っかってくるので、
感情に左右される結論を導きやすいのです。
そういった結論は、第三者から見ると、首を傾げたくなるような、はたまた、笑ってしまうようなことですらあるのです。
それに対して、直感は感情に左右されず浮かび上がる思いです。
直感の大きな支えになっているものは何でしょうか?
それは、それまでに培ってきた、過去の経験の蓄積です。
過去の経験をもとにして一瞬ではじき出された答えが、直感なのです。
ですので、人生経験を積めば積むほど、直感の精度は上がっていって
直感で判断することが、結果的に正しかった、ということが増えてきますので、
何らかの決断をして行動するとき、無駄に考える必要がなくなります。
直感は、人生においていろいろ経験を味わいながら、いつの間にか身につく、最高の武器なのです。