最近、目を覆いたくなるような凶悪な事件が続いてますね。そのような社会に衝撃を起こす事件を起こす犯人は、「引きこもり」の人が多いようです。
家にこもり、社会と隔離した生活を送り、劣等感がつのって犯罪に及ぶ、というパターンが見受けられます。とても悲しいですよね。
私も家に引きこもるタイプの人間です。でも今はフリーランスとして、自分の好きなことを仕事にしています。今は生活費の足しにバイト(フルタイムではない)もしていますが、毎日が楽しいです。
今回の結論は、
フリーランスとして生きていく道を見つけた私が、引きこもり体質でも人生を輝かせられることをお話します。
引きこもりは「治す」ものではない
よく、引きこもりを治さないといけない、という声を聞きます。この言葉には、「引きこもりは悪だ」「引きこもる奴は最低だ」という、引きこもりに対するネガティブな視点が垣間見えます。
引きこもりは、それ自体が「個性」です。別に病気ではありません。心身に何らかの変調がみられないのであれば、その人は平常です。引きこもりやすいのもひとつの個性として、社会の中で認められるべきものです。
まずは大前提として、引きこもりはいけない、というイメージを外すこと。それにより、引きこもりを治すという意識から、最大限に活用する、というふうに意識改革していくことが大切なのです。
仕事に活きる引きこもりの3つの特徴
では、引きこもりにはどんな特徴があるのか、見て見ましょう。ポイントはそれらを「良い悪い」で判断しないということです。
引きこもりの代表的な特徴として、この3つが挙げられます。
・人間関係がうまくいかない
・理屈っぽくて生真面目
これらを、むしろ強みとしてどう仕事にいかすべきか、お伝えします。
自分を好きになれない
これが引きこもりの最大の特徴といっていいもの。「自分が大好き」な人は長期間引きこもることはありません。
自分を好きになれないのは、自身の喪失と関連します。その理由や原因は、幼いころ親に受けた教育やトラウマや、学校や社会でのトラブルなどがあります。
そのような人は、一度引きこもると、「自分を好きになれる」機会を逃し続け、ずっと居座ってしまうことになります。このような状況では、「自分が得意なもの」に夢中になり、自分への時dシンを取り戻すことが急務。
室内で、自分にできることは何か?まず浮かぶのはPCを使ったワーク。デザインなどのアート活動も、室内でできますね。
何かひとつでもいい、今自分のいる居場所で、自分らしさが出せること。最初は趣味で、徐々に仕事として成り立つレベルまで高めていけば、収入を確保し、外に出ることにも徐々に抵抗感をなくしていきます。
人間関係がうまくいかない
学生生活、そして社会人になってからも、人間関係になじめず引きこもってしまうことがあります。いじめ、パワハラなどを受けたり、様々な挫折や失敗を味わうごとに、外に出ていくことの恐怖感が募り、次第に引きこもりがちになることがあります。
また、叱られたこと、頭を下げた経験などが忘れられず、強固に「外の世界に出たくない」と意地を張り、そのまま引きこもりが始まることも。
こうなると、無理して外に出して人付き合いさせることを求めるのではなく、あえて人と協力する必要がなく、個人で仕上げる仕事に挑戦することがおすすめです。個人でできるネット通販業もありますし、ブログやユーチューブなどで収入を得る手立てもあります。
理屈っぽくて生真面目
部屋に閉じこもる外に出たがらない人はいたって真面目な人が多いです。で何もしてこなかったわけでなく、どう生きるべきか一生懸命考えて、頑張ってきた人。なのです。でもそれが上手くいかずに、変化に対応できず、一人で過ごすことを選択しているのです。
理論立てて考えようとするので、融通が利かずコミュニケーションは苦手ですが、理論に忠実に表現するライティングやプログラミングなどに活かす道があります。
曲がったことが嫌いな真面目さは、丁寧な作業が求められる伝統工芸や精密機械の製造にも適しています。
一人で完結するものを究めよう
仕事には、みんなで協力する仕事と、ひとりで黙々とやる仕事に分かれます。引きこもりに適したのは言うまでもなく後者です。自分のスペースを作り、誰にも邪魔されず、誰にもまねできないものを作り上げることに、引きこもり体質の人は長けています。
大勢の人と接する必要がある営業職、販売職は向いていません。まして、人を管理するマネジメントは最も苦手にするものです。一人ですべて完結しようとしますので、人をシャットアウトして、黙々と作業します。
それでいいのです。ハイクォリティのものを創造すれば、世間から評価を受けます。作品には、どんな環境で作ったかは一切関係ありません。あなたが閉じこもっている場所が仕事場になっても何ら構わないのです。
まとめ
引きこもりの人は、前面に立つことを好みません。後方に回りがちで、人よりも上の立場に立つことも好みません。そしてそれはいけないことではなく強み。目立たないところで黙々と仕事に打ち込む環境があれば、眠っていた能力が引き出されて行きます。
フリーランスは、そのようなつらい境遇を経験した人にチャンスが広がる業態と言えます。フリーランスとして、秘めたる能力を開花させてみませんか?