こんにちは、おかもとたかし(@tak_okam)です。
SNSは、すっかり私たちの生活に密着したツールになりました。
スマホ片手に、記事を投稿したり、他人の投稿を楽しんだりして、時間を忘れるほど夢中になる方もいらっしゃると思います。
もちろん、何を書き込んでも自由なのですが、自分のことを悪く言う、自分のイメージを下げるようなことをつぶやく、ということは、あまりやりたくないですよね。
なので、特にインスタやFacebookでは、自分にとって何らかのハッピーな出来事があったり、美味しくて見栄えのないものを食べたりしてるときについ投稿する、ということもあるでしょう。
ところが…

もう他人の幸せそうな投稿ばかり見るの疲れた…
とお感じの方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、幸せそうな投稿、いわゆる「幸せアピール」ばかりでストレスがかえって溜まる現象について考察していきたいと思います。
ハッピーな投稿が並ぶとつらい
基本的に私たちは常に承認欲求を求めています。
いわゆる、「リア充自慢」をする投稿が増えることは、当然のことといえます。
そういった投稿を、「幸せアピール」と捉えて、毛嫌いしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、友だちが、結婚や出産など、幸せを謳歌している様子を、投稿することがありますよね。
結婚は基本的に一生に一回のことであり、出産も数回のみです。
しかし、友達やフォロワーが増えてくると、そのような幸せな報告の頻度が多くなり、
周りが幸せな人ばかりに感じてしまうわけです。
平々凡々に過ごしている自分に比べて、周りの人がやたら幸せそうで、充実してそうで、
疎外感すら感じてしまうというわけです。
SNSはほぼ、自分以外の他人の投稿で満たされますから、
自分自身が幸せに感じる情報よりも、他人の幸せの情報の方が、比率が多くなってしまうのです。
この、情報格差に対するイライラが、幸せアピールを嫌ってしまう原因になっているのです。
自己顕示欲というものは誰もがもっていて、自分を良く見せたい気持ちは、誰もが持っています。
SNSは、誰でも、手軽に、一瞬に、多くの人に自分を誇示することができる、とても便利なツールです。
なので、まるで競い合うかのように、自分の幸せそうな姿を見せたいのです。
ですので、他人の幸せが目に入りすぎて気が滅入ってしまう時は、詳しくは後述しますがSNSと一旦距離を置くことも選択肢に入れていいと思います。
SNSは本来交流するもの
SNSとは、つながった(フォローした)ユーザー同士が「交流」するのが本来の目的です。
お互いの近況を報告しあい親交を深めるのが原点にあります。
また、SNSがきっかけで懐かしい知人友人と再会を果たした、という方もいらっしゃることでしょう。
自分を自由に表現できるツールとしての役割も加わり、もはやSNSは現代には欠かせない社会インフラになりました。
なのに、いつのまにか「リア充自慢大会」となり、誰かの投稿を見て焦りが募り、自分もハッピーな投稿をしていいねやこめんとがほしい!という、ある種のプレッシャーがかかるようになったのです。
つまり自分と他人を簡単に比較しやすくなってしまったのです。
他人の情報が洪水のように次から次へとなだれ込んできますから、いやが上にも自分と比べることがあります。
他人から何か悪いことをされたわけでもなんでもないのに、比較しては勝手に落ち込む、ということを繰り返しているわけです。
心を安定させよう
心を安定させるためには、入ってくる情報をコントロールすることが有効です。
そのためには、現代社会においては「スマホ」をいかにコントロールするかにかかっていると言っても過言ではありません。
具体的に言いますと、
- SNSを極力見ない
- LINEを極力見ない
- ゲームを極力しない
この3つを意識するだけでもだいぶ精神的には開放感を得られます。
自分自身が精神的に辛い時期にあるときは、とくに他人のハッピーな投稿には過剰に反応しがち。
それだけならいいのですが、ついつい相手を傷つける「クソリプ」をしてしまいがち。
傷つける意図はなかったとしても、相手からはイヤミだとかアラ探しなどと受け取られることもあるのです。
そうならないためには、心がマイナスにふれているときはスマホ自体と距離を置く、ということが必要になってきます。
SNSとの距離の置き方は、情報との向き合い方を教えてくれるのです。
おわりに
SNSで他人の幸せアピールを見る、ということは、自分が心が満たされていない時期であることを知るバロメーターにもなります。
何気ない投稿に過剰に反応して、「ああこの人は幸せなんだな。いいなあ」と解釈していることになります。
そういう捉え方をしてしまっているときは、意図的に入ってくる情報を遮断して適度にコントロールすることが必要です。
精神的に回復してきたらまた再開すればいいだけです。
自分の心を守れるのはやはり自分のみ。SNSとも上手に付き合いたいものですね。