人は、突出した存在になることを怖れるものです。
出る杭は打たれるという言葉を重視しすぎるあまり、
大勢の人の前で目立つことを、嫌がります。
実際に、目立った行動をしていると、周囲にいる人からの、
冷たい視線を感じることがあります。
しかし、実際はというと、その視線は、あなたが勝手に「冷たい」と認識しているだけです。
それは、いつもとかわらない、普通の視線です。
自分の行動に自信が持てないでいるがために、
その行動を、見ている人は自分にネガティブな評価を下していると、勝手に思い込んでいるだけなのです。
この世の中の大多数の人は、あなたとは利害関係は一切ありません。
非常に中立的な視点であなたを見ています。
あなたがよほど公序良俗に反する行為をしていないかぎり、
世間の人のあなたへの視線は中立そのものであり、
根拠もなく「冷たい」とみなすのは、たなたの一方的な解釈に過ぎないのです。
あなたが、悪意に満ちた視線、というように受け取ってしまうだけで、
実際は、通常と変わらぬいたって普通の視線なのです。