原因論と目的論の意味と違いとは?自分に向いてる方を採用しよう!

心理学
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今、あなたには「後悔していること」がありますか?

 

正直、後悔だらけだよ!

 

あの日に帰ってやり直したい、という日がたくさんある。

 

人生において強く後悔している出来事があれば、それはあなたの今現在の心情を支配します。

今あなたが「毎日つまらないなあ」と感じているのであれば、それは過去への後悔が強烈に今のあなたにこびりついているからです。

過去に捉われすぎる生き方は、何かと息苦しいものです。

このように、過去を引きずってしまうのは「原因論」の思考になっています。かいつまんで言うと、何らかの出来事が原因となり今の生き方をしている、という考え方ですね。

それに対して、未来にフォーカスを当てた「目的論」というものもあります。

今回は、「原因論」と「目的論」の違いについて語りつつ、どっちの理論を採用するのが理想的なのかお話していきます。

 

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原因論と目的論の意味と違い

原因論」とは、心理学3大巨頭のひとり、ジークムント・フロイトが提唱した理論です。すなわち、「人間の行動には必ず原因がある」というものです。

例えばかつての私のように、「いじめをうけたことのある引きこもり」の場合ですと、「いじめに遭ったからひきこもりをしている」と捉えるのが原因論の考え方です。

これはごくごく普通の思考パターンで、「○○があったから今こうなっている」と思うことはしょっちゅうありますよね。もちろん○○は悪いことばかりではなく、「○○があったおかげで今こうなっている」と、いい意味で用いることもあります。

対して「目的論」は、同じく心理学3大巨頭のひとり、アルフレッド・アドラーが提唱したもので、「人間の行動には目的がある」というもの。

私たちは困難や試練に遭遇すると、事態がプラスに好転するように何らかの努力をしますよね。その努力は、過去ではなく未来に向けられています

「将来に少しでも幸福になるために」「少しでも楽になるために」いま何らかの努力をして頑張っています。今はしんどくても、未来はきっとよくなると思えば、気は楽になれますよね。

 

 

どちらも必要で良し悪しはない

というわけで、原因論、目的論について簡単にご紹介しましたが、決してどちらがいい、悪い、ということではありません。

原因論にしても、過去の出来事に対してポジティブな捉え方をしていたら、その結果としての今に幸福を感じることができます。

目的論と言っても、これからの目標が見出せなかったり、未来の希望がどうしても持てない時が人生にはあります。

人生のその時その時によって、原因論の方がしっくりきたり、目的論の方が生きやすかったりするということ。どちらかに徹しないといけないということは決してありません。

今の貴方に向いている考え方を柔軟に採用すればいい、ということなのです。

 

 

 

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