ヤフーがZOZO買収へ 前澤社長辞任【ZOZO成功の秘訣5選紹介】

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2019年9月12日、大きなニュースが飛び込んできました。前澤友作社長率いるファッション通販サイト「ZOZO」をヤフーが買収するとのことです。日本のEC市場に大きな変革を及ぼすであろう「事件」です。

競争が激化するインターネット業界で大きな動きです。ヤフーが、国内最大級のファッション通販サイトを運営するZOZOに対してTOB=株式の公開買い付けを行い、傘下に収める方向で最終的な調整を進めていることが分かりました。ZOZOの前澤友作社長も賛同しみずからが保有する株式を売却する意向です。

出典:NHKニュースオンライン

そしてもうひとつ飛び込んできた大きなニュースは、前澤社長が社長退任を発表したことです。

ZOZOは同日、前沢氏が12日付で社長を退任し、経営から身を引くことも発表。後任にはNTTデータ出身でZOZOの澤田宏太郎取締役が昇格する。前沢氏は今後、2018年9月に公表した月旅行などの個人活動に専念するもようだ。ZOZOは「創業者として今後も(同社の)一定のイベントには参加する」としている。

出典:日本経済新聞

そして前澤社長は、この日午後記者会見に臨みました。

ヤフーが子会社化することが決まったファッション通販大手・ZOZOの創業者、前澤友作氏が9月12日、都内で記者会見し、今後立ち上げるとした新規事業について「困っている人を助けられるような事業にしたい」と話した。

前澤氏は、自身が1998年に設立したZOZOの株式の大半を手放すと同時に、代表取締役社長の座も退く。記者会見では今後について▽2023年に予定される月旅行を含め、2度宇宙に行く準備と▽新事業の立ち上げに専念することを宣言した。

出典:ハフポスト日本版

会見では、ソフトバンクの孫正義社長がサプライズ登場。前澤氏にエールを送っていました。残された社員についての質問が飛ぶと、前澤氏が声を詰まらせる場面もありました。

これから買収にあたり、そして買収も様々な動きがあると思いますが、ヤフー、ZOZO、前澤社長とも今後の動向に目が離せません。

今回は、前澤社長がZOZOを一代で日本を代表するECサイトに押し上げた、成功の秘訣をご紹介していきたいと思います。

 

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ZOZO成功の秘訣5選

激しい競争が日々展開されるEC業界に会って、なぜここまでZOZOは成長できたのか?5つの秘訣を紹介します。

人気ブランドを集め楽しんで服を売る

「ZOZOTOWN」は業績拡大につれて人気ブランドをサイトに集め、それらブランドを目当てにユーザーを囲い込んできました。さらにそういったユーザーをターゲットにして新たに人気ブランドが集う、という好循環の仕組み化に成功しました。

前澤社長は「好きなことを楽しみながらとことん続けたら結果的にビジネスになった」と言ってはばかりません。

ZOZOの歩みを最低限の言葉で表すと、まずは「好きな服を売る」というシンプルな思いを出発点に、それだけでは飽き足らず「自分たちが作りたい服を生み出す」ことに挑んできた、となります。

そして社内の良好な雰囲気づくりと社員のモチベーションアップへの取り組みは、「1日6時間勤務」や「基本給・ボーナス一律化」といった具体策をもって実践されてきました。

明確なターゲット戦略

デフレ経済が長引き個人消費が低迷してきた2000年代以降の流通業界にあって、「ZOZOTOWN」は、財布のひもを締めてきた若者世代に支持され成長を続けています。そこには、入念なターゲット層の絞り込みと、それに忠実に則った的確なアプローチがありました。

ターゲット層は当初から現在まで一貫して20~30代の男女。平均年齢は32.8歳となる。男女双方をタターゲットにするのはファッション系ECサイトでは稀です。

もともとは「服が大好き」な前澤社長が自分の好みに合ったメンズ服をネットで販売したことから始まったため、黎明期は男性客を獲得した経緯があります。その後女性層にもアプローチを展開しますが、向けと違ってファッション好きな男性向けサイトは女性に比べ少ないことが、男性に支持される要因となっていて、顧客数における男性比率が三分の一を占めています。

物流システムを徹底して整備

「ZOZOTOWN」はECビジネスの生命線となる「物流」において独自のシステムを築いてきました。4万坪にわたる完全自社完結型の物流センターを抱え、入荷と同時にセンター内のスタジオで撮影し即時サイトにアップデートするという迅速性を確立しています。

4000近いブランドを扱っていますが、各ブランドの多種多様な服を統一されたレイアウトで撮影し、効率よくユーザーの目に届けています。

センター内の設備投資にも余念がありません。大型仕分け機やピッキング機器、商品保管用什器などを初期段階から装備。の設備投資に数十億円を投入。その後もセンターの充実に継続投資してきました。この設備に充実ぶりが、今やECビジネスで欠かせなくなった「即日配送サービス」を実現しています。

試着できない弱みを「WEAR」でクリア

ファッションECサイトの積年の課題は、「試着ができない」こと。その最大の弱みを克服する努力をZOZOは繰り返してきました。

掲載商品の色や細かなサイズの表示はもちろん、複数商品を試着したモデルによるコーデ(コーディネーション、組み合わせ)も提案しています。さらに、モデルの身長や試着させたアイテムのサイズなどを明記することで、顧客はイメージを描きやすいです。

そしてスマートフォンが急拡大した2013年に自社開発したアプリ「WEAR」は、コーディネート画像を投稿したり、着用アイテムを多彩な条件から検索できる機能を揃え、投稿者のコーディネートを参考に商品を購入できます。

WEARの登場で、ユーザーはコーディネートをイメージしやすくなり、満足度が上がり同時に返品率を下げています。

ファッション業界に潜む「飽きやすさ」を活用

ファッションに敏感な人ほど「飽きやすい」特徴があります。いくら気に入った服を購入そいても短期間で飽きてしまい、新たな服を求めます。そこに目を付けたZOZOは、服の買い取りサービスやブランド古着のセレクトショップ運営といった事業を展開することで、「循環型」のビジネスモデルを確立しました。

さらに2016年11月には、購入してから2カ月後の支払いでよい、という「つけ払い」制度を導入。顧客の「衝動買い」「まとめ買い」に繋げています。

 

おわりに

ZOZOが傘下に入ることで、ヤフーショッピングサイトが充実し利便性も高まり、EC業界の勢力図も変わりかねません。

「商品」「サイト」「物流」「集客」の仕組みをうまく回したことにより、時代の寵児に押し上げたビジネスモデルは、今後変容していくのか?時代の転換期にさしかかっているようです。今後の動きを見守っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

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