吉本興業社長会見で見えた「適材適所」の大切さと今後の展開は?

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ここ数日、世間の話題を独占しているのが、吉本興業に関する問題です。ここ数日で大きな動きが続きましたね。7月22日時点で、3つのイベントが世間を賑わせました。それが…

・宮迫博之さん、田村亮さんが謝罪会見
・松本人志さんが生放送で仲裁を表明
・吉本興業岡本昭彦社長が会見

宮迫さんら吉本興業所属芸人が反社会勢力のパーティーに「闇営業」として参加し報酬を受け取ったことが発覚したことがきっかけとなり、様々な展開が起きて大きな社会問題に発展しました。

現在となっては、芸人と反社会勢力との交際から、吉本興業のコンプライアンスに関わる姿勢へと問題の核心がシフトしているように思えます。

まずは、ここ数日の敬意をニュース記事を引用しながら振り返ってみましょう。

 

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吉本興業問題の怒涛の3日間

7月20日~22日の3日間は、吉本問題が大きく動きました。

宮迫博之さん、田村亮さんが謝罪会見

20日午後に開かれた記者会見は、宮迫さん、田村さんの2人のみが登壇(弁護士は同席せず)。日本中が2人が何を話すか注目しました。

反社会勢力の絡んだ「闇営業」問題を受け、お笑い芸人の宮迫博之さんと田村亮さんが2019年7月20日に開いた会見。冒頭、2人は約15秒にわたって頭を下げ、一連の騒動について謝罪した

だが、会見の中で2人が口にしたのは、謝罪の言葉だけではなかった。吉本興業側に対し「不信感」を露わにしたり、一方で「育ててくれて感謝しかない」と述べたり、複雑な心中をうかがわせていた。

出典:J-CASTニュース

当初注目されたいたのは、「闇営業」で金銭を受け取っていないという虚偽の説明したことについての釈明でした。それについては…

「今回の騒動は、僕の保身からくる、軽率な嘘から始まっています。そのせいで、後輩たちも巻き込んでしまいました。僕の責任、僕のせいです」(宮迫さん)
僕の弱い部分のせいで、人としてダメな部分のせいで虚偽の説明をしてしまいました」(田村さん)

出典:同上

と、非を全面的に認め、謝罪しました。本来はこれが会見の主旨であったはずだったのですが、2人の口から意外な発言が相次ぎます。

だが、この日の記者会見が開かれるに至った「経緯」について話が及ぶと、2人の声色が変わった。会見での説明によると、田村さんは吉本側に「記者会見をやらせてほしい」「事務所を辞めてでも会見をしたい」などと何度も要望していたが、「駄目だ。記者会見をさせるつもりはない」と拒否されたという。

ここで、世間に疑問が広がったように思います。当初は宮迫さん側が会見を拒んでいたかのような印象をもたれていたのですが、実際は真逆の証言がでてきたからです。さらに、

さらに、吉本興業の社長に会見の要望を直接告げたところ、「お前ら、テープ回してないやろな」と確認されたうえで、次のように告げられたという。

「亮、ええよ。お前やめて1人で会見したらええわ。やってもええけど、ほんなら、全員連帯責任で首にするからな。それでもええんやったら、記者会見やれ。俺には、お前ら全員クビにする力があるんだ

宮迫さんによれば、こうしたやり取りがあったのは6月24日。吉本興業は同日、「闇営業」に関係した芸人11人を謹慎処分としている。

この話が事実であれば、上司によるパワハラと取られてもおかしくない内容です。衝撃を覚えた視聴者も多かったのではないでしょうか。

しかし、最も人々を驚かせ、波紋を呼んだのはこのくだりでした。

また、田村は「僕がすごく不信に思ったのが、『在京5社、在阪5社は吉本の株主だから、大丈夫やから』と言われました。何が大丈夫か分からないですが、(中略)もともと好きだった会社がこんな風に変わってしまったんだという思いが募っていった」と話した。

出典:ハフポスト日本版編集部

これは大手芸能プロダクションとテレビ局との「癒着」を思わせる発言です。「吉本興業はテレビ局と固い結びつきがあるから、報道されることはない」という意図ともとれる証言でした。

実際、この日の会見がなかったら、2人が吉本の意に反して一方的に会見を拒み、一方的にに契約解消をたたきつけたとの印象が定着していたことでしょう。そうなると、2人の芸人生命は完全に断たれるところでした。

この会見を経て、世間は吉本興業に厳しい目を向け始めました。世論とは一瞬のして変わるものですね。

 

松本人志さんが生放送で仲裁を表明

こうした事態を受け、吉本芸人の中でも大きな影響力を持つダウンタウンの松本人志さんが21日、「ワイドナショー」に生出演し今の心境を語りました。

前日の会見を見て「やっぱり僕の知らなかった事実があまりにも多過ぎて、これは俺も(会社に)だまされているような気になって。発端は彼らかもしれないけれども、ここまで追い込んだ、信頼関係がなくなってしまった会社に対しては絶対によくないし、吉本興業がこのまま壊れていく、潰れていくんじゃないかな、という危機感は大分持ちましたね」と吉本興業に対しての不信感を募らせた。

出典:ザ・テレビジョン

と、会社への不信の思いを打ち明けていました。一度信頼関係を損ねると、なかなか修復するのは難しいもの。ギリギリのところで松本さんは「行動」しました。

また、松本は「あと吉本内に“松本興業”じゃないですけど僕の部署を作ってくれと。やらかした子たちやイエローカードの子たちを俺が引き取るから。保証人になるから、ちゃんと生かしたってくれと。お笑いを愛する人間を、自分から辞めるならともかく、上から言われてクビっていうのは僕は絶対に違うと思うから」と要望し、上層部もそれを受け入れたそう。

これは勇気ある提言だと思います。このような発言がこの重要な局面で飛び出すということは、松本さんがかねてより後輩から慕われていて、彼らに寄り添い続けてきたことがうかがえます

そしてここしかないタイミングで、上層部と会談の場を持つことに成功し提案を行ったあたりに、松本さんの「政治センス」を感じさせます

 

吉本興業岡本昭彦社長が会見

そして21日に会見に臨んだのが吉本興業の岡本昭彦社長。

闇営業問題で揺れる吉本興業の岡本昭彦社長(53)が22日、都内で記者会見した。会見は午後2時から顧問弁護士が経緯を説明し、同2時半から岡本社長が質疑応答に答えた。吉本側の会見は時間無制限という“条件”で始まり、10分間の休憩を挟み、午後7時半まで5時間半に及んだ。

岡本社長は会見で、契約解除とした雨上がり決死隊・宮迫博之の処分を撤回したことを発表。また、自身については辞任はせず、大崎会長ともに1年間、50%の減俸にすることなども説明した。

出典:デイリースポーツ

相当長い会見で、さすがに私も疲れて最後まで見ることはなかったんですが、社長として誠心誠意説明しようという意志は感じられました。しかし、例のパワハラ発言に話が及ぶと、少々苦しい弁明に終始していました。

宮迫が告発した「お前ら(録音のため)テープ回していないやろな」という発言については「僕的には、ミーティングでの話が一向に進まず、しゃべりづらいのか、環境が違うのか…。なので、彼ら4人で向き合った時に冗談で『テープを回してるんちゃうか』と冗談で言った。でも受け入れられず、笑われることもなく」と釈明した。

出典:スポニチ

冗談も場所をわきまえないといけません。本件については、明らかに落ち度があり立場が弱っている2人に対する発言でから、重く受け取られるのは至極当然でしょう。

組織をけん引する企業トップとしては、軽率な言動で、慎むべき振る舞いではなかったと思います。

 

適材適所ではない?

岡本社長の会見は、本人があのような場面に慣れていないこともあったとは思いますが、しっくりこない釈明と受け止めた方も多かったのではないでしょうか?

上場までしてる大企業のトップなのに、感情論に終始して論理的な説明とは言い難い内容に見えました。正直言って、「社長に向いていない」と思いました。

ダウンタウンのマネージャーを務めた叩き上げの岡本社長は創業家ではありませんから、「雇われ社長」の立場。しかし、社長の座は、この方にとっては適材適所とは思えませんでした

起業のトップがそんなだと、組織は揺らぎます。どんなに営業的には盤石な企業だったとしても。危機管理能力と人材管理能力に長けた経営トップに相応しいんpですが、あれほどの大きな企業で「適材適所」の人事が行われなかったとすれば、企業自体の抜本的な改革が必要ではないでしょうか?

いろいろと考えさせられる、この3日間の動きでした。

 

 

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