【祝】ラグビー日本代表W杯ベスト8進出!リーチ、福岡、姫野の人柄は?

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ラグビー日本代表の歴史的快挙に、日本中が沸いています。史上初のワールドカップベスト8進出を果たしました。

ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で、1次リーグA組の日本は横浜国際総合競技場でスコットランドに28-21で勝ち、4戦全勝の勝ち点19としてA組1位となり、初のベスト8進出を果たした。準々決勝(20日、東京スタジアム)でB組2位の南アフリカと対戦する。スコットランドは勝ち点11の3位で敗退した。

出典:時事ドットコム

日本中が歓喜に沸いた瞬間でしたね。内容もとても素晴らしかったです。ラグビーの醍醐味が凝縮されたような試合ではなかったでしょうか。

 先制トライを許しても、戦い方はぶれなかった。前半17分、福岡の突破と巧みなパスから松島がトライ。25分には堀江、ムーア、トゥポウがオフロードパスでつなぎ、稲垣が押さえる芸術的なトライ。前半終了間際にもゴロパントを拾った福岡が走り切り、前半だけで3トライを決めた。
攻撃を担当するブラウン・コーチが授けたサインプレーが効果的だった。右WTBの松島が左に移動したり、スクラムサイドを福岡が突いたり。司令塔のSO田村は「今までやってきたことを出せた。全て準備してきたこと」。変幻自在の攻めで相手に防御の的を絞らせなかった。
ただ、古豪スコットランドは甘くない。連続トライを決められて最大21点あったリードは残り25分で7点に。ここからの日本の守りはすさまじかった。
リーチ、トンプソンらが激しいタックルで止め、姫野は密集でボールを奪い返す。バックスも勇気を持って前に詰め、スペースを消した。CTB中村は「きつかった。チームに対してどれだけ背負うものがあるか。気持ちの勝負だった」。最後まで運動量は衰えず、ついに守り切った。
戦術の遂行能力、タックルの正確さ、走り勝ったスタミナ。鍛え抜いた武器を全て使い、初めての8強にたどり着いた。

出典:時事ドットコム

特に終盤、スコットランドの猛攻を必死で耐え守り抜いた姿は感動的でした。国民が一丸となって声援を送り、日本が一つになった瞬間でした。

まさに”All FOR ONE”。ラグビーの真骨頂でした。

 

そして観戦を通して実感させられたのが、ラグビー選手の優れた人格です。

この感動が覚め上がらぬうちに、日本代表の中から3選手のすぐれた人間性をご紹介したいと思います。

 

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日本代表3選手の人間的魅力とは?

今回は、数ある選手の中からリーチ・マイケル選手、福岡堅樹選手、姫野和樹選手を取り上げたいと思います。

リーチ・マイケル主将

キャプテンとしてチームをけん引してきたリーチ・マイケル選手は代表チームが「オールブラックス」の愛称で知られるニュージーランドの出身。

前回のW杯でも主将を務めていますが、をもそも「外国人が日本代表?」と驚かれた方も多かったと思います。国籍条項のないラグビーでは決して珍しい事ではありません。

 ラグビーはサッカーなどと違い、代表選手に国籍条項はなく、「3年継続して居住した国」などの条件を満たせば、ナショナルチームの一員になれる。

マイケルが、その多国籍チームをまとめる。日本への愛国心をつくるため、チームでは日本文化を学ぶ機会を多々、設けてきた。

国歌をみんなで練習し、宮崎合宿では「君が代」に出てくる「さざれ石」を見学した。俳句も勉強したのだった。

宿舎や試合会場などのチームルームには、チームの象徴であるよろいの甲冑(かっちゅう)が運び込まれる。

「日本の歴史を知れば、日本代表としての覚悟が変わるのです」

出典:時事ドットコム

日本人として日本代表として戦うために、これほどまでに徹底して日本のことを理解するじょとにつとめ、謙虚に学び続けてきたのです。さらに、

 かつてマイケルに、テストマッチのキックオフ前、「君が代」を歌いながら何を考えているのか、聞いたことがある。マイケルは背筋を伸ばし、確かこう言った。

「日本に来て、世話になった人のことを考えています。日本に恩返ししたい。僕は日本のために、勝ちたいのです」

出典:時事ドットコム

ここまで日本を愛し、日本のために、日本国民のために全力を尽くすリーチ選手は、生粋の日本人から尊敬を集めているのもうなずけです。

福岡堅樹選手

この試合で2トライを挙げて勝利に大きく貢献した福岡堅樹選手。実は、ラグビー引退後には医師を目指しているのをご存知でしたか?

 福岡は筑波大4年だった2015年、W杯イングランド大会に出場。五輪種目の7人制でも日本代表入りし、16年リオデジャネイロ五輪4位に貢献した。19年W杯後は15人制代表から退き、7人制で20年東京五輪に挑戦。五輪後に引退し、以前からの夢だった医師を目指すと決めている。

祖父が医師で、父は歯科医。高校時代、自身の大けがに寄り添ってくれた整形外科医の影響で医師を志すようになったが、医学部受験に失敗。筑波大で情報学を学びながらラグビーを続けていた13年、日本代表を率いていたエディー・ジョーンズ氏(現イングランド代表監督)から招集を受けた。

出典:サンスポ

ラグビー選手が医師を目指す、とはにわかには信じがたい話かもしれませんが、海外のラグビー界ではいたって普通で、引退後のセカンドキャリアに医師、弁護士などの資格取得を目指す選手は大勢いて、現役中にもかかわらず取得している選手も少なくありません。

福岡選手の場合は、高校2年の夏に選手生命に関わる大けがを負い、主治医の支えで克服することができたことも大きく影響したそうです。

ラグビーに熱い情熱を傾ける福岡選手の姿に私たちは感動しますが、第2の人生の青写真をはっきりと描いていること、医師という難関に挑むことに、徹底した自己分析と、自己管理能力の高さを窺い知ることができます。

姫野和樹選手

FWとして、大型の相手選手に臆することなく全力でタックルして何度もチームのチャンスを演出し、そしてピンチを救ってきた姫野和樹選手は、大の読書家としても知られています。

姫野選手はこのような発言しています。

「トヨタの代表として人前で話すこともたくさんあるので、知識を増やしたいなと。また『自分はこの物事に対してこう考えているけど、違った見方をする人はいるのかな』と感じた時にも読みます。例えば、僕はリーダーシップについてこう思うけど、他の人はどうなんだろう?とか。他の人の考えを本で読んで取り入れることもありますし、合わなかったら一意見として参考にして。自分が成長する上ですごくプラスになると思ったので、本をすごく読むようになりました」

出典:THE ANSWER

姫野選手がここまでして読書に励むことで、究極的に何をもたらしたのか。答えはこの言葉に集約されます。

「何か問題が起きた時に、しっかりと本質を見て、何が必要で何がダメ、じゃ次は何をしようっていうことを、すごく考えられるようになりました。グラウンドでプレーするのは選手だけで、監督やコーチがいるわけではない。試合中の問題解決は、選手が瞬時に判断していかないといけないですから。トヨタではキャプテンもやっているんで、そこは意識するところですね」

出典:THE ANSWER

物事を本質的に客観的に見る力を養うことは、ラグビーだけにとどまらず、人間力の形成にも大いに役立っているようです。

 

おわりに

いかがでしたか?今回は3選手のみ取り上げましたが、もちろん他にもお伝えしたい選手は沢山います。いずれ機会があれば取り上げたいと思います。

それにしても、次は夢にまで見たベスト8。相手は因縁の南アフリカです。世界の頂が見えるところまで来ています。もうここまで来たら優勝してほしいですね。

みんなで日本代表を応援しましょう!

 

 

 

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