子どもが憧れる仕事はとても尊い!Youtuberは尊敬されている!

ニュース
スポンサーリンク

いつの時代にも、「子どもが憧れる仕事」というものがあります。毎年様々な業者が調査を行っていますが、発表されるランキングには、その時代の世相を反映してます。

 

最近では、ソニー生命保険株式会社が2019年6月25日~7月2日の8日間、全国の中学生・高校生(中高生)に対して「中高生が思い描く将来についての意識調査」をインターネットリサーチで実施し、集計結果を公開しました。

全回答者(中学生200名、高校生800名)に、将来なりたい職業を聞きました。

中学生についてみると、男子中学生では1位「YouTuberなどの動画投稿者」(30.0%)、2位「プロeスポーツプレイヤー」(23.0%)、3位「ゲームクリエイター」(19.0%)、4位「ITエンジニア・プログラマー」(16.0%)、5位「社長などの会社経営者・起業家」(14.0%)となりました。男子中学生にはYouTuberが人気の職業となっているようです。

女子中学生では1位「歌手・俳優・声優などの芸能人」(18.0%)、2位「絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)」(16.0%)、3位「医師」(14.0%)、4位「公務員」「看護師」(いずれも12.0%)となりました。アイドルや声優など、芸能界に憧れる女子中学生は多いようです。

出典:ソニー生命保険

YouTuberが子どもがなりたい職業の上位に進出して久しいですが、思春期に入りある程度現実的な見方ができるようになる中学生でも、男女ともにランクインしているのがこの調査結果の大きな特徴です。

今回は、YouTuberが子どもに人気がある現実をふまえ、子どもにあこがれを持たれる仕事はどんなものでも尊い、というお話をしていきます。

 

スポンサーリンク

「子どもがなりたい仕事」は素晴らしきもの

そもそも、大人の視点で「子どものなりたい職業」を分析するのは少々無理があります。

何よりも「将来」があり、大いなる可能性を秘めている子どもたちが、「なりたい職業」というものは、大人が考える「なりたい職業」とは明らかに根底の考え方が異なります。

子どもは「なりたい仕事」について考える時、その仕事に就いている人たちの仕事に打ち込む姿勢をみて判断要素にしています。その仕事に対する情報を十分に吟味するのは少し大人に近づいてからです。

まずは「見た感じ」で、選ぶのは当然のことです。そうなると、人目にさらされる目立つ職業がおのずと上位にランクインするわけですが、はもう完全に子供から見て「カッコいい職業」「やってみたい仕事」という意識が定着しているようです。

「カッコいい」「やってみたい」ということは、一言でいうと憧れているということ。言い換えれば、

 

ああいう大人になりたいということです。

 

ここで、今回の調査でもうひとつ興味深いデータがありますのでご紹介します。

次に、全回答者(中学生200名、高校生800名)に、どのような大人をカッコいいと思うか聞いたところ、中学生では「好きなことに打ち込んでいる」(57.5%)が最も高く、次いで、「マナーがしっかりしている」(57.0%)、「面白い・ユーモアがある」(56.5%)、「おしゃべり・トーク上手」(49.5%)となりました。

男女別にみると、「マナーがしっかりしている」(男子中学生47.0%、女子中学生67.0%)や「自分に自信をもっている」(男子中学生28.0%、女子中学生50.0%)は女子のほうが20ポイント以上高くなりました。女子は男子以上に、マナーをわきまえた態度や自信にあふれる姿を大人のカッコよさの基準と考えているようです。

高校生では「好きなことに打ち込んでいる」(56.3%)が最も高く、次いで、「マナーがしっかりしている」(51.4%)、「面白い・ユーモアがある」(49.9%)、「身近な人々(家族や仲間)を大事にしている」(45.9%)となりました。

男女別にみると、「マナーがしっかりしている」(男子高校生42.8%、女子高校生60.0%)や「身近な人々(家族や仲間)を大事にしている」(男子高校生37.0%、女子高校生54.8%)は女子のほうが15ポイント以上高くなりました。女子高校生には、マナーのよさや身近な人々への態度に、カッコよさを感じる人が多いことがわかる結果となりました。

出典:ソニー生命保険

人気YouTuberを見ていると、とにかく「自分がやって楽しいこと」に全力に取り組んでいます。好きなことに真剣に打ち込み、なおかつ視聴者を満足させようときめ細かな撮影、編集に取り組んでいます。

100万人を超える視聴者を抱えているだけに、「マナーがしっかりしている」のは配信者として当然で、「面白い・ユーモアがある」から人気が上昇し、「おしゃべり・トーク上手」であるがゆえにファンを離さないわけです。トップYouTuberは、子どもが考える「カッコいい大人」の要件を揃えていると言えるでしょう。

 

おわりに

大人の視点から見ると、まだまだ「職業」としてのYouTuberには懐疑的な人が多いです。

しかし彼らの動画を日々視聴している子どもたちは、自分らしい生き方を実践しているカッコいい大人として尊敬のまなざしを向けています。

子どもが憧れる仕事とは、明日を担う人材を教え導く役割を果たすものなのです。

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました