2019年11月1日。快晴の早朝の朝。空一面に、たくさんのバルーン(熱気球)が飛び経ちました。
佐賀の秋は待ちに待ったバルーンの季節です。10月31日からスタートした「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ2019」は、今年で記念すべき40周年。佐賀が1年で最も熱く盛り上がる5日間です。
熱気球の国際大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が10月31日、佐賀市嘉瀬川河川敷で始まった。
今年で40回目を迎えた今大会は、世界16カ所の国と地域から計121機の熱気球が参加した。競技部門「第33回パシフィック・カップ」には68機が参加。午前は会場から一斉離陸し、パイロットが自ら目的地を宣言する競技「パイロット・デクレアド・ゴール」や競技委員会が目的地を指定する競技「ジャッジ・デクレアド・ゴール」など4つの競技を、午後は会場外から離陸し会場内の目的地を目指す競技「フライ・イン」が行われた。
出典:佐賀経済新聞
というわけで、朝早く起きてバルーンフェスタを見に行きましたよ!
車で会場まで行ったんですが、早朝7時前だというのに近くの国道は大渋滞!さらに会場の敷地に入ってからも、駐車スペースまで大渋滞!さらに車を降りてバルーンが離陸するエリアまで歩くのですが、常に人だかりが!
さすが年に一度のバルーン国際大会だけあって、県内外から多くの人が足を運びます。ようやく競技エリアまで着いたら、そこに広がる光景はとても美しい者でした。
バルーンが一斉に飛ぶ競技飛行
嘉瀬川河川敷にて早朝7時に競技スタート。一斉離陸が始まります。
嘉瀬川の水面に鏡のように青空とバルーンが映し出され、とてもきれいでした!
空一面にバルーンが飛び立つ光景は圧巻ですね。
今朝は快晴でしかも無風。バルーン競技はちょっとの風でも、安全面を考慮して中止になってしまいます。せっかく青天でも競技が行われないこともあるのです。
「ローンチエリア」と呼ばれる、バルーンが離陸する会場まで歩けば、すぐ間近で離陸するバルーンを見ることができます。気球内に熱を送り出すバーナーの音がよく聞こえます。
念入りに準備を整えたうえで、満を持して、空に飛び立つのです。
ひとつ、またひとつと舞い上がります。
空に吸い込まれていくようで、とても幻想的です。
誰しも一度は「空を飛んでみたい」と願ったことがあると思います。
そんな子どものころの夢をふと思い出してしまうような、そんな不思議な光景がここにはあります。
「夢」を目の前で実現しているパイロットたちがちょっと羨ましくさえ思えてきます。
もちろん競技なので、パイロットたちは真剣そのもの。
地上クルーとの連携が重要で、風を読む力と一瞬の判断力が勝負の行方を左右します。
競技は得点方式で、バルーンから投下したマーカーが地上に設置されたターゲットにより近いパイロットが高得点をゲットできます。
白熱の競技を見ようと大勢の観客が詰めかけましたが、楽しみは実はこれから。観客を大いに喜ばせるイベントが、競技の後に行われました!
ユニークなバルーンを身近に見れます
そして競技飛行が一段落してからは、「バルーンファンタジア」という、ショータイムが始まります。
動物や人気のキャラクターが巨大バルーンになって勢ぞろいします。毎年様々な形をしたユニークなバルーンが登場し、見物客を楽しませてくれます。
今大会の目玉として、「怪盗グルー」シリーズの3Dコンピュータアニメーション・コメディ映画「ミニオン」の気球が登場!これはスチュアートですね!
タコちゃんも登場。空を飛びたそうにしていますね。赤と青のコントラストが映えますね~。
これはヤクルトミルミルですね。これ、子どもたちに大人気でした。子どもたちにとってはとても身近な飲み物ですからね。
このキャラは何というのでしょう?わかる方はお知らせを!妙に色合いが青空とマッチしてて、空と一体化していますね。
そして今回最もキュートなバルーンはこちらでしょうか。
おなじみ「トムとジェリー」のトムです。地元の佐賀銀行のイメージキャラクターになっていて、佐賀の人たちにとて人気があります。
「トムとジェリー」は地元のテレビ局でしばしば再放送されていて、知名度も抜群なのです。
こちらはアシモですね。バルーンの中からひょいと顔を出しています。
そしてこの日は、子どもたち向けのバルーンを身近に感じる体験学習、題して「キッズデー」が行われました。
本物のバルーンをさわったり、普段は入れないバルーンの中に入ることができます。子どもたちも大喜びでした。この中から、未来のパイロットが生まれるのかもしれませんね。
バーナーを点火する様子もすぐ近くで見ることができました。バルーンがふらりふわりと徐々に空気が入って膨らむ様子を眺めることができました。
バルーンフェスタは11月4日まで
今年(2019年)のバルーンフェスタは11月4日(月)まで行われます。
競技飛行のほかに、今年のメインイベントとして、4日にHondaのレースマシンが登場。元F1レーサーのジェイソン・バトン選手、佐藤琢磨選手によるマシン走行とトークショーが行われる予定です。
さらに3、4日には日が暮れてからのお楽しみ「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン(夜間係留)」が開催。これは、夕闇につつまれた会場に約50機のバルーンが一列に並び、バーナーの光を灯す幻想的なショーです。
佐賀の秋の田園風景を華麗に彩るバルーンたちの祭典、ぜひお見逃しなく!