イオンモール佐賀大和に「美術館」が登場!常識破るアートと大型店舗の融合

ローカル
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今回は私の地元・佐賀で行われている、あるイベントをご紹介します。

佐賀にゆかりのある芸術家・アーティストが作品を展示する「イオン佐賀大和美術館」が8月10日から25日までの日程で、イオンモール佐賀大和(佐賀市大和町尼寺)内の2Fイベントホールで開かれています。

大型店舗が「美術館」になる、という斬新な企画は、既存の常識を打ち破る新時代の「人生の楽しみ方」「自分らしさを解放した過ごし方」を示してくれています。

自分に合った自由な生き方、考え方をお伝えするこのブログの読者の皆さんにも、ぜひシェアしたいと思い、取材してみました。最後までお読みいただければ幸いです。

 

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ショッピングしながらアート鑑賞

このイベントは、「枠にとらわれない美術館」をコンセプトに、お買い物客で賑わうショッピングセンターをアートで埋め尽くそうという壮大な試みの第1弾としてスタート。

地域貢献活動をモットーに掲げているイオンでは、地域文化の健全な発展に寄与する取り組みを盛んに行っています。このイベントは、イオンモール佐賀大和店の森雅信店長が中心となり、佐賀の魅力的なスポットや人物を紹介するオンラインマガジン「SAGARICH(サガリッチ)」編集長山口賢人さんがイベントプロデューサーとなり企画しました。

山口さんはアーティストの友人が多いそうで、「佐賀のアーティストと親交を深める中で気づいた彼らのハイレベルな芸術性を、地元の人たちにもぜひ知ってほしいと願い、活躍の場を創出した」と話しています。

こうして関係者が準備が重ね、「イオンのショッピングセンターが美術館に変身!」という異例の企画が誕生したのです。

 

佐賀のアーチストのハイレベルな作品を紹介

イベントのメイン企画は、森店長の母で御年85歳の画家・森弘江さんの作品展「光と影~斜光」。

森さんは本格的に画家として活動したのは60代になってから。80代になっても奇抜な画風に磨きをかけ、創作意欲は衰えを知りません。

一瞬写真と見間違いそうな精巧な油絵です。ガラスコップやワイングラスに光をかざし浮かび上がった影を描写した作品群でをホール内に16点展示されています。

森さんと山口さんのツーショットです。

それだけでなく、モール内の通路に10点を展示していて、買い物を楽しむ人たちが足を止め、作品に見入る姿が見られました。

ホール内ではこれだけでなく、佐賀の若手アーティストの刺激的な作品を楽しむことができます。

これは佐賀市在住の映像クリエーター・西英行さんによるプロジェクションマッピングです。

さらに同じく佐賀市在住のフラワーアーティスト・松本光さんによる、躍動感あふれるフラワーアートが展開されています。

 

くつろぎとエンタメ要素も取り入れる

ホール入り口には、「既存の美術館にないくつろいだ空間」(山口さん)としてカフェカウンターを併設しています。店の従業員さんがウェイトレスを務めています。なんと、カフェラテとブラックコーヒーを無料でいただけます!

これだけでも、癒しのスポットとして十分なのですが、ホール内にも、ゆったりと時間を過ごせる仕組みが散りばめられています。

ホールの一角の壁際には人工芝エリアが設置されています。その人工芝にずらりと並んでいるクッションは、インテリア雑貨店「Yogiho(ヨギホー)」(大阪市中央区)の「体にフィットする魔法のクッション」です。

これが本当に気持ちいいんですよ!仰向けになると、頭から背中、そして足のかかとにいたるまで、ふわっとしたクッションに体が埋まり、何とも言えない心地よさを得られます。

そしてホール中央には家具メーカー「レグナテック」(佐賀市諸富町山領)がイベントに合わせて制作した黒のテーブルと椅子を並べていて、アーティスティックな雰囲気を演出しています。。

さらに、エンターテイメントの要素を取り入れたのが「イオン美術館」のただならぬところ!期間中の土曜・日曜には、佐賀のミュージシャン・徳丸英器(えいき)さん、池田隆臣さん、野副一喜さんが交代で1日3回のミニコンサートを行うことになっています。

10日の初日にステージに立った徳丸さんは、美術館のコンセプトにならい「枠にとらわれないライブ」に挑戦。3回の公演を通して観客と共に1曲を作り上げるという異例のライブを行ないました。

 

枠に捉われない美術館ははじまったばかり

いかがでしたか?佐賀の田舎町で、はじまったすごい取り組み。アートの秘めた力を解放して、大型店舗そのものを美術館にして、買い物という「経済活動」とアート鑑賞という「芸術活動」を大胆に融合して、熱気にあふれた異空間を作り上げて派手に街おこしを盛り上げよう、という壮大なストーリーの第1幕が開けたのです。

山口さんは「従来のアート鑑賞は美術館という非日常空間でひっそりと楽しむものだったが、その常識を取り払い、買い物客で行き交う極めて日常的な空間で味わうという新たなライフスタイルを提案した。この取り組みは今後さらに発展させていきたい」と話しています。

さらに、ここは老若男女が自分らしくいられる場所。トークを楽しむのもよし、クッションに横たわり寝っ転がるのもよし。自由なスタイルで鑑賞を楽しんでもらえればいいのでは」とも。

「イオン美術館」の開館時間は11時~19時で、入場は無料!8月25日まで開かれています。

 

 

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