すごく、自分のことを顧みず、他人に献身的に尽くしている人が、います。
正確に言えば、そのように見える人がいます。
与える一方で、自分は何も受け取れないのは辛い、との思いから、
そのような人に敬意は持っていても、あんな風にはなりたくないと思ってしまうのは、ごく自然なことです。
今から、見返りを一切求めず、与える人になる!と決意しても、長くは続きません。
それは、意志の力で、できるようなことではないのです。
与える人になるタイミングとは、
これまでに、さんざん与えられてきたことを思い知らされたときです。
こんなに色々してもらってたのに、自分は何をやってたんだろうという、という自責の念が、
与える人になる最大のエネルギー源です。
与える人におのずとなるタイミングは、誰にでも訪れるのです。