よく見かけることですが、相手によって態度が変わる人って、いますよね。

自分はそんなことないよ!
と思っていても、露骨に態度が変わるのが分かる場所があります。
それは、お店です。
お客さんとして、お店の人に接するとき、お店の人を「格下の人間」と見なし、横柄な態度を表す人がいます。
格下の人間に対して、優越感を示すのは、心地よいことです。
快感であるがゆえに、癖になりやすく、その態度が習慣化してしまうと、逆に自分が目上の人に接する必要があるとき、どうしても下手に出る必要があるとき、大失敗をしてしまいます。
そこで今回は、
というお話をしていきたいと思います。
これを読むことで、
・誰にでも礼儀正しくなる方法
が理解できるようになります。
それでは、本文に進んでいきましょう、
真の礼儀正しさは目下の人に対して現れるもの
お店を例にとりましたが、大事なのは、礼儀は常日頃から実践しないといけない、ということです。
自分に都合のいい時や、どうしても頼みごとがあるときなどに礼儀正しくあろうとしても、わかるひとはわかるものなのです。
本当に誠意を示さないといけない場面に立たされたときに、心からの礼儀をもって振る舞うことができず、
という事態に陥ってしまいがちになります。
こうなることを戒めるために、先人たちが積み上げてきたものが、礼儀作法です。
礼儀作法というものは、自分よりも目上の人だけに対してあるものではありません。
自分と同等の人、もしくは自分より目下の人との礼儀も、合わせて持ち合わせることで、目上の人にも、媚びではない自然な礼儀が出せるようになります。
また、礼儀をしっかり示さないといけないここ1番の場面でも、通常と変わりなく自然な礼儀作法を行うことで、
誠意ある態度を示すことができるというわけです。
目上の人にばかり礼儀を尽くしても、それ以外の人への礼儀をないがしろにしていると、
礼儀作法が身に付くことは、まずありません。
礼儀を尽くす相手を選ぶというのは、極めて自己中心的で、本物の礼儀が身に付く事はありえない、ということを知っておく必要があるのです。
礼儀を身に着ける最高のトレーニングの場は?
では、分けへだてなく誰にでも等しく礼儀正しくあるために最高のトレーニングの場はどこでしょうか?
結論を言いますと、
冒頭でお店を例にしたように、どんな人でも本性は隠せません。
ほぼ毎日のように訪れるこの場所だからこそ、普段の、人に対する心構えが如実に表れます。
何の利害関係のないスーパー、コンビニの店員さんに対する態度が、真の礼儀作法が身に着いているかが分かる試金石です。
じかも「お金を払う側」である自分の方が偉いと、無意識に錯覚してしまいがちになります。
店員さんに対して、明らかに見下したような口のきき方をしたり、冷たい態度を取ってしまう人は、明らかに目上の人に対してもそのような態度をとるでしょうか?
それは決してないはずです。
しかし、スーパーやコンビニは毎日利用する場所ですから、そこでの態度は着実に「習慣化」しています。
無理をして、本来の自分の振る舞いと反する立ち振る舞いをするので、心地いいはずはありません。
そうなると、しわ寄せは店員さんなど利害関係のない人にやってきます。
ますますエスカレートして、知らず知らずのうちにネガティブな態度や感情をぶつけることもあります。
こういった「負の連鎖」は意識して断ち切らないといけません。
店員さんへの態度を見直してみましょう。
コツはいたって簡単です。
自分のためにサービスをしてくれた人に、感謝の言葉を伝えるだけ、これだけです。
接客の最初と最後に丁寧にあいさつするだけで、礼儀作法はかなり身に着きます。
毎日行うと、それが習慣となり、目上の人への態度もストレスのない自然な礼儀が出せます。
そして、どんな人に対してもわけへだてなく平等に接することができる、まっとうな人間性を獲得できます。
そのような人は、
・人から応援されます。
・素敵な人とつながれます。
いいことづくめが待っていますよ!
おわりに
というわけで今回は、礼儀に対する本質的なことを凝縮した内容になりました。
真の礼儀正しさを身に着けて、人生を好転させていきましょう。
そのためにも、毎日の習慣が何より大事なのはお話した通りです。
今この瞬間から、真の礼儀正しい人になりましょう。