この人に近づきたい、もっと仲良くしたい、と思っていても、なかなか関係が深まらない、ということがあります。
もちろん、相手に嫌われているわけではないのですが、連絡を取ろうとしても、なかなか取れなかったり、普段なら会えるはずの場所で、どちらかの都合がつかず結局会えなかったりと、どうも、すれ違いが多いと、感じてしまいます。
今回は、このような「縁」にまつわる不思議な現象についてお話していきたいと思います。
不思議と縁がある人と全然縁がない人
そのような、理由はわからないけど、繋がりにくい人というのは、しばしば現れます。
例えば、なかなか電話がつながらない人っていますよね。(居留守は使っていないものとして)

おかしいなあ。いつもあいつ電話に出ないんだよなあ。逆にあいつからも俺が出れない時に電話かけてくるんだよな~。
また、たとえカップル同士でも、どうもすれ違いが多いケースもあります。

彼氏とは仲はいいんだけど、休みの予定が合わなくて、なかなかデートに行けないの~。
というわけで、仲のいい者同士であろうと惹かれ合っている者同士であろうと、「常に会える」というわけでなく、ジレンマを抱えている方も少なくはないでしょう。
逆に、こういうことはないですか?

偶然なんだけど、なんかしょっちゅう見かける人がいるんだよねえ。あれってなんでなんだろう?
というように、全く望んでもいなかった時に、街中でばったり会ったり、

Facebookに出てたイベントなどに行ってみると、「あれ、また会いましたね!」と声かけられる人がいるよね~。ウザいとは思いつつも別にその人が悪いわけではないし…
など、どうしてあなたもここにいるの?と思うくらい、意外な場所で遭遇する、という人もいます。
こちらが望む望まざるにかかわらず、縁がある人とは、不思議によく会いますし、会話の機会もあります。結果的に心理学でいうところの「単純接触効果」で仲良くなることもあるし、恋愛関係に発展するようなことも起こり得ます。
ところが縁がない人とは、これまた不思議なことにすれ違いを繰り返したり、会話の機会に恵まれなかったりするのです。
こんな残念な経験、ありませんか?

Facebookのイベントで参加予定になってた気になってる子が、不参加になっていた!く~!もう行っても意味ね~!
片思いの人と距離を締めることができず、結局対面することが叶わず自然消滅することもあるわけです。
というわけで、様々な事例をご紹介しましたが、人とのつながりというものは、なかなか自分が思った通りに(願ったままに)いかない、ということがおわかりいただけたかと思います。
自分の意志で強引に
作り上げることができない
というのが厳然たる事実なのです。
「あの人と付き合いたい」とか「あの人とは仲良くなりたくない」といった人間の意志とは関係なしに、目に見えない力が働いて、「導かれるもの」ものなのです。
縁というものは、あくまで「他力」である、ということになるのです。
どんなに近づこうとしても、距離が縮まらない人は、
目に見えない力によって、これ以上くっつくことがないようにできている、と認めることで、縁がない人なのだと、諦めがつくのです。
そんなことを言うと、

え、今付き合っている彼と別れろってこと?!
と言われそうですが、この答えは次章に譲るとしましょう。
縁があるとはどういうことか?
普段なかなか会えない間柄の場合、もちろん関係を維持する努力は必要です。
たとえ今は「そばにいる時」が短くても、関係が深まったのは、「そばにいる時」だったはずです。
そばにいる時に気持ちを確かめ合い、お互いを思いやり心を通じ合わせたはず。
縁がある人とはこれは単刀直入に言いますと、自分の意志に関係なく、「たまたま」あなたの目の前にいる人です。
なので、たまたま、あなたの前に現れた人に対して、いかに大切にするか、心を込めて接するか、
それが、「縁に従う」ということなのです。
つまり、たまたま目の前にいる=縁がある貴重な時間を無駄にしなかったからこそ、縁が実を結んだわけですから、その縁を繋ぎとめ育てるためには、貴重な目の前にいる時間をいかに大切に知るか、とうことに尽きるわけです。
そしてそれは好きな人や親友に限ったことではなく、普段日常生活で出会う「目に前にいる人」すべてに対して真摯に向き合うことが大切。
世界中に70億人もの人が生活している中で、あなた目の前にいる人はの、好むと好まざるとに関わらず、意味のある出会いなのです。
おわりに
いかがでしたか?縁がない人は、目に見えない力によって残念ながら縁がないままで終わってしまうのですが、ありがたく縁があり一瞬でも目の前に現れた人であれば、意味のある出会いとして大切に接していきましょう。
人生が続く限り、新たな縁は必ずやってきます。今この瞬間にも縁があります。
いま、あなたの目の前に誰かがいるのであれば。