気さくな人と言えばどんな人でしょうか?
それは、あまり考えていないように見える人のことです。
例えば、頼まれごとをしたときに、考える間もなく、即OKしてくれる人だったり、
また、どんな人に対しても、裏表なく接することができる人でもあります。
気さくな人は、物怖じしないで、自分の思いを言葉にして発することができます。
それは、長所ではあるのですが、危うさも秘めています。
気さくな人にとっては、何気なく発した一言でも、
相手によっては、過剰に反応してしまい、不快感を与えてしまうことがあるのです。
同じ発言でも、受け取る相手によって反応は変わっていきます。
そんなつもりじゃなかったのに…と思っても、一度発言したことは消えないので、
相手との関係がこじれ、修復に苦労してしまうことがあるのです。
気さくな人には、「一言多い人」とみなされている人もいます。
発言は、コントロールしようと思えばできるのですが、
余計な一言と言うのは無意識に発せられることが多いので、
普段の考え方の習慣を見直すことをしないと、同じ失敗を繰り返すことになってしまいます。
また、気さくな人の不用意な発言に傷つきやすい人は、
相手が無意識に発した言葉を、重要視しないで、忘れることが大切です。
グサッと傷ついた心を、「よしよし」と、まず自分でしっかりと慰めてあげるのです。
慰めながら、全然意味のない発言だからとみなして、排除していくという感覚です。
このテクニックは、数をこなすことで、必ず身をつけることができます。
危うい面を持つ気さくな人との付き合い方は、
あなた自身の、感情コントロール力を、高めてくれるのです。