年齢を重ねるにつれて、体力は衰えてきます。
疲れやすくなったり、体調を崩しやすくなったり、
若い頃は、普通にできていたことも、できなくなったりと、
肉体の衰えを誰もが嘆きます。
気持ちはまだまだ若いと思っていても、
体力面で、今までとは違う違和感を感じてきたりすると、
ああ、年をとってしまったんだなと愕然としてしまいます。
自分よりも年少の人が輝いている姿を見て、年齢を感じてしまうこともありますが、
自分自身の体の変化を知ったときの方が、より「年をとってしまった」と、愕然としてしまいます。
ああ、もう若くない…と自覚した時のショックは大きいのですが、
その時こそ、人生が新たに動き始めるきっかけをつかんだことになります。
食生活を調整せざるを得ないのも、生活リズムを変えることにもなりますし、
運動やダイエットなど、加齢に対応するための、今までやらなかった行動に挑戦することもありますし、
また、体の負担が軽い趣味を始めたり、年相応のファッションを身につけたり、など、
行動パターンが変わることで、人生も変わり始めます。
よく行く場所も変わり、新たな出会いがあったりして、
今まで知らなかった世界を、知ることできます。
体力の衰えを、単純に、悲しい出来事と片付けずに、新たな可能性を得る機会と捉えれば、
加齢を、前向きに受け止めることができます。
今までしなかった体験をするということは喜ばしいことでもあります。
体の変化は、人生の転機であることを、教えてくれるのです。