こんにちは、おかもとたかしです。
今日は、囲碁にまつわるお話をしたいと思いますが、囲碁が分からない人でも読み応えのある内容になっていますので、ご安心を。
このたび、大きなニュースとして取り上げられたのが…
囲碁・仲邑菫初段が最年少10歳4カ月で初勝利、という話題です。
囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)が6月8日、「第23期ドコモ杯女流棋聖戦予選B」で田中智恵子四段(67)に勝利した。これにより従来の記録(11歳8カ月)を大幅に更新する最年少勝利記録、10歳4カ月を樹立した。仲邑初段は、公式戦2戦目だった。
出典:AbemaTIMES
10歳4カ月といえば、小学4年生です。この年齢でプロになったこと自体が驚異的で、もちろん最年少記録。「天才少女」と呼んでも何ら差し支えないでしょう。
長年活躍してきたプロに勝利し、囲碁棋士として本格的な1歩を踏み出したことになります。
今回は、中邑初段の快挙を讃えるとともに、
ということがいかに人生に幸福をもたらすか、お話していきたいと思います。
誰でも子どものころに得意なものはあった
中邑初段は、小学4年生にして天職を手にしました。今後も、囲碁棋士として研鑽を重ね、第一線で活躍していくことでしょう。
その姿を見て、すごい!と感嘆すると同時に、
「羨ましい」という感情に襲われた人もいるかもしれません。
私たちは幼いころから、少年少女時代にかけ、何かしら夢中になったものがあったはずです。なおかつその中でも得意になったったものもあったことでしょう。
それはスポーツ系だったり、文化系だっりしたでしょう。習い事だったり、趣味の範囲だったりしたでしょう。
しかし年を重ね、受験戦争や就活の渦に巻き込まれる中で、次第に「小さなころに得意だったもの」を封印してしまうようになります。
好奇心旺盛で、集中して取り組みます。その中で才能の目が出たのであれば、どんな分野であれ、
中邑初段はそれがまさに囲碁でした。そして囲碁の世界は実力をつければプロになり、それで生計を立てることが可能です。中邑初段はわずか10歳にして、一生をかけた働き口が見つかったことになり、囲碁の道を究めることが活きる指標になったのです。
もちえろん、これは極めて稀有なケースです。実際には、子どもの頃に興味を持ち、好きになり、深くのめりこんで、才能を開花させたものが、そのまま一生を貫く仕事になる、というのは本人の技量のみならず、周囲の理解など、自分以外の要素もかなり含まれます。
多くの人は、子どものころに好きだったこと、さらに得意だったことを封印して、あたかもなかったかのように、大人になっていくのです。
年を重ねると感じるもの
私たちは大人になってからは、それぞれの持ち場で働きながら、その場所で生きて行くための技量を身に着けていくもの。そしてそれが実を結び、一生を貫く仕事になれば、素晴らしいことです。
しかし、とくに仕事への愛着が沸くこともなく、なんとなく働いてきた方にとっては、毎日は退屈なモノでしょう。
そのような人は、子どものころに夢中になっったことを思い出し、
「ああ、もっと頑張っとけばよかった…」
と、後悔の念が沸いてくることがあります。
でも、「もう今さら再チャレンジしても遅いよな」と自分を納得させ、思いを封印してやり過ごすわけですが、折に触れて思い出しては忘れようとする、という心の葛藤を繰り返します。
しかし、人生のどこかのステージで、子どものころ好きだったこと、得意だったものに挑戦できるチャンスが訪れたら、どうでしょうか?
「今逃したらもうチャンスはやってこないかもしれない」との思いと、「今さら始めても…」との思いの間で揺れます。しかし、子どものころに夢中になって取り組んだあの日々が甦り、一度の人生、賭けてみよう!と決意すれば、
という、尊い経験がスタートすることになるのです。
そしてひとたび再チャレンジを始めると、たちまち若返ります。青春時代がもう1回来たような喜びを得ることができます。
まとめ
中邑初段がわずか10歳で夢を叶え、一生を貫く仕事に邁進し始めた姿を見て、「そんな年で、好きなことを磨いて、プロになってうらやましい」という思いとともに、「自分も子どものころに夢中になったことを、ひたすら伸ばせばよかった」との思いに襲われた人もいるかもしれません。
しかし、そういう気分になったのなら、あなたの夢はまだ続きがある、ということです。情熱が失せていない限り、チャンスを掴むことは可能です。その時はいずれやってくることでしょう。
情熱を封印をした時間が長ければ長いほど、あなたはさらなる情熱を注ぎこむことができるでしょう。しすて人生経験という強力な武器を得て、あなたの個性が光る再チャレンジになることでしょう。あなたの挑戦を応援しています。