自分は「要領が悪い」という人は多いです。実は私もその部類です。
でも、だからと言って悲観する必要はありません。要領が悪いなら要領の悪いなりの生き方があり、働き方があります。
前回から「副業編」と「フリーランス編」の2回に分けて、要領が悪いと自覚している人に対してお話をしていきます。今日は「フリーランス編」です。
*内容は重複している部分が多いですが、どちらもご覧いただければ嬉しいです。
要領の悪い人がフリーランサーとして成功する方法ですが、結論から言いますと…
です。
では、「要領が悪い」についてよく知ったうえで、そのようなフリーランスの人がどうすればいまくいくのか、お話していきたいと思います。
そもそも要領が悪いとは?
まず、「要領が悪い」の意味を確認しましょう。辞書にはこう書いてあります。
物事の扱い方が下手であるさま。やりかたが悪いさま。うまく処理できないさま。心得がなく、もたついたり失敗したりする様子などを表す表現。「要領」は上手く物事を行う手段や方法などを意味する表現。
出典:実用日本語表現辞典
読んでて、「あるある~」「これ、自分のこと~」と思った方は、要領が悪い人です。おめでとうございます!
今まで「あなたは要領が悪い!」と言われたことがあるかもしれません。自分は要領が悪いと自覚して生きている人もまた多いでしょう。
仕事面でスムーズに処理できない、スピードが遅い、そんなネガティブなイメージが確かにあります。もう少し具体的に見てみましょう。
「要領が悪い人」と「要領がいい人」の特徴
要領が悪い人の特徴として、以下のようなことが挙げられます。
・計画通りに実行できない
・優先順位がつけられない
・不要な行動をだらだら続ける
・完璧にしようとして無理を重ねる
・1人でやるのが難しくても人に頼れない
・報連相がめんどくさい
・同じ失敗を繰り返してしまう
・「明日は明日の風が吹く!」と切り替えられず、引きずりやすい
・「効率が良い方法」がなかなか思いつかない
以上10個紹介しました。ということは、これらの反対が要領がいい人となりますね。つまり…
・計画通りに仕事を進められる
・優先順位がはっきりしている
・無駄な仕事は切って必要なことのみにフォーカス
・自分にできる限りのことに最善を尽くす
・1人でやるのが難しければ人に頼ることができる
・報連相が難なくできる
・同じ失敗を繰り返さない仕組みを作るのが上手い
・「明日は明日の風が吹く!」と切り替えができ、引きずらない
・「効率が良い方法」を思いつき実行する
ん~、これだけできればスーパーマン(ウーマン)ですよね。これらすべては無理でも、一般的に要領がいいと評価されている人は、該当する項目は多いでしょう。
いまフリーランスをしている人、これからしたい人の中には、要領が悪い人の特徴を見て、自分の会社員時代に結構あてはまると思った方がいるかもしれません。そしていま、自分のクライアントとの関係性において、要領の悪さを痛感している人もいるかも。
大事なのは、今さらこれらすべてを直そうとしないことです。全て改善することは不可能です。可能でしたら誰も困りませんよね。
理想的なのは、これらの要領の悪さを意識せずとも、誰ともトラブルなく、仕事が円滑にできるようになること、です。言い換えれば、要領の悪さを補って余りある長所、強みを発揮すればいいのです。
その秘訣を次章でご説明しましょう。
要領の悪さを乗り越えるには?
さきほどの要領が悪い人の特徴をよく見てください。
・計画通りに実行できない
・優先順位がつけられない
・不要な行動をだらだら続ける
・完璧にしようとして無理を重ねる
・1人でやるのが難しくても人に頼れない
・報連相がめんどくさい
・同じ失敗を繰り返してしまう
・「明日は明日の風が吹く!」と切り替えられず、引きずりやすい
・「効率が良い方法」がなかなか思いつかない
これらの10個に「でもいいじゃない」と付け加えてみましょう。
・計画通りに実行できないでもいいじゃない
・優先順位がつけられないでもいいじゃない
・不要な行動をだらだら続けるでもいいじゃない
・完璧にしようとして無理を重ねるでもいいじゃない
・1人でやるのが難しくても人に頼れないでもいいじゃない
・報連相がめんどくさいでもいいじゃない
・同じ失敗を繰り返してしまうでもいいじゃない
・「明日は明日の風が吹く!」と切り替えられず、引きずりやすいでもいいじゃない
・「効率が良い方法」がなかなか思いつかないでもいいじゃない
どうでしょう。少しほっとしませんか?「要領が悪い」ということがどうでもいいことに思えてきませんか?つまり、要領の悪さをすべて受け入れる、ということです。
言葉のもつネガティブイメージを外す
「要領が悪い」という言葉自体が非常に問題なのです。上記の項目が「いけないこと」と否定形でイメージされるのがこの言葉の弊害です。
人間の性質には本来良い悪いでくくれるものではありません。上記の項目も、勝手に「悪いもの」のグループに入れられているだけ。悪いイメージを持たないことで、長所へと転化できます。
例えば、「だらだら続ける」のは継続力があるということ。これはビジネスにおいては強力な武器です。「目標を立てるのが苦手」であれば、先のことよりいまこの瞬間に集中できます。
結局のところ、長所・強みは、「要領の悪さ」の中から浮上するわけです。大事な話なのでもう一度。
「要領が悪い」というネガティブな思い込みを捨ててしまうことで、そもそも「問題化」することはなくなる。というわけです。
フリーランスにこそ必要な「捉われない」生き方
いままで強く意識してきた先入観を手放すだけで、世界が変わります。自分の持ち味にも気づけます。
この習慣は、日常にある無駄なものを捨ててし、シンプルな生活を身に着けることで、おのずと身に着くものです。今注目されている「ミニマリスト」の考え方ですね。
目に見える「モノ」への執着がなくなると、目に見えない「思いこみ」に対する執着もまた薄れていきます。いきなり考え方を変えるのは難しいので、まずは行動から変えてみるのです。シンプルに生きる行動へと。
自分の体一つが資本で、自分が磨いてきた技術が資産になるフリーランス。ひとりひとりの気力体力には限りがあり、時間もまた貴重です。だからこそ、無駄な考え方は放出しましょう。できる限り身軽にしておいた方が、資本の働きもよく、資産もまた蓄積されます。「自分が要領が悪い」という自分の中の常識を、取っ払ってください。
まとめ
いかがでしたか?無駄を徹底的に省きシンプルに生きることで、「横領が悪い」とはひとつの思い込みに過ぎないことに気づけて、その思い込みを超えて自分の可能性が花開いていく、というお話を今回はしました。
フリーランスは日々戦いです。長く活躍したいからこそ、「思い込みによる弊害」を少なくしていきましょう。。