会社勤めの生活からフリーランスとして独立開業する大きな動機の一つに、人間関係をリセットしたい、というものがあります。
ところが、「これでギクシャクした人間関係から解放される」と思っていても、フリーランスになればなったで、新たな人間関係に悩まされることがあります。
フリーランスにとって、トラブルになりやすい人間関係は以下の4つです。
どんな立場にいようと、どんな仕事をしようとも、私は他人と共存しながら生きて行かないといけないので、自分の理想的な人とばかり出会えるとは全く限りません。それはフリーランスになっても同じこと。
私たち人間が受けるストレスの大半は人間関係からくるものです。今回は、フリーランスになっても、フリーランスだからこそ襲ってくる人間関係の悩みに直視し、その解決方法をご紹介していきます。
人間関係に悩まないための方法5選
フリーランスとして成功するために、人間関係で苦しめられることのないよう、以下の5つの方法をご紹介します。
気の合わない人とは距離感をとる
あなたがどこに行っても、どんな仕事を選ぼうとも、ウマが合わない人は登場しますし、そのような人と仕事をしないといけない、という事態はやってくるもの。
自分と価値観が合い、性格的にも近い人が仕事相手なら、あなたはその人との仕事に精を出し、ハイクオリティな成果をもたらすことができるでしょう。
しかし、あなたにとって「合わない人」がクライアントであればどうでしょう?ましてや、その人からパワハラ、モラハラなどの精神的な苦痛を伴う仕打ちを受けたとしたら…
結論から言えば、キリのいい時に取引をお断りするということです。
性格的にどうしても相容れないのであれば、お互いに無理が生じます。我慢し続けると、お互いの良くない部分を引き出し合う関係になってしまいます。これは絶対に避けないといけません。
その廣だけがクライアントではありませんし、実績を積み上げてくると、あなたのレベルに見合った良心的なクライアントが現れることもありますよ。
仕事上の付き合いと割り切る
前項のように縁を切るのも一計ですが、大きなプロジェクト案件だったりすると、自分の一存だけでたやしく関係を打ち切ることは難しくなります。
その、「どうしても関係を断てない期間」をどう過ごし、関係を維持すればいいのでしょうか?
それは、
対等の関係である
という姿勢を取り続けることです。
とにかく下に見られます
これは残念ながら現実。向こうがいくら見下した態度やマウンティングをとってきたりしても、「自分はこの人とは対等」と信じ続けることが大切です。
フリーランスとは経験値がどうであれ、プロフェッショナルな職業です。まずはそれに誇りを持ちましょう。あくまでも、高品質な作品を納品するという関係であり、個人的な感情に振り回されないことが大切です。
相手とは対等であり、仕事上の付き合いのみ、と割り切れば、相手が上からだったり目線だったり、マウンティングしてるのは、相手の感情の問題にすぎない、ということに気づけます。
あなたの技術や性格には関係なく、相手はあなたを見下すことで自分の感情を満たしているにすぎないのです。
その感情とは、「自己重要感」だったりしますが、いずれにしてもあなたの問題ではなくその人の問題なのです。
「下請け」は一時的という意識を持つ
時にフリーランスなり立てのときに避けて通れない業務形態は「下請け」です。簡単に言えば、ある業者からクライアントから仕事を受注し、その業務の一部をフリーランスに投げる、ということですね。
下請け、さらに孫請けまでになると、自分の意見はほぼ通らず、案件を提案通りにこなしていかないといけません。
「安い仕事を押し付けられる」「低い単価で買いたたかれる」など、下請けならではのトラブルが発生することもあります。
フリーランスにとって「下請け」とはキャリアを積み重ねる上での一時的な業態であり、いつかはその立場を卒業する必要があります。
下請けを永久的なポジションにしてはいけません。
下請けに長期間甘んじたままだと、どれだけ仕事をこなしても自分の地位は上がらず、いつまで経っても低単価の仕事しか回ってこないということになります。自分に自信が持てずに、手に強い態度を許したり、自分の作品を低く自己評価してしまってそれが相手にも伝わり低評価を下されてしまう、ということもありえます。
趣味友との時間を大切にする
仕事上の人間関係で難からのストレスを抱えているのであれば、プライベートの友人との付き合いはとても大切です。
家族が最大の宝物
フリーランスはひとりで戦う孤独な戦士でもあります。そんなフリーランスにとって、家族の理解と協力は不可欠です。
家族と支え合い、幸福を分かち合うことが、フリーランスの仕事のフィールドでも輝ける原動力にあります。
おわりに
フリーランスとして長く活躍していきたいのなら、他人に振り回されないよう「自分軸」を作ることが極めて重要です。
どうか、誰にも過度に影響されず、実力と実績を積み上げていってください。