こんにちは、おかもとたかしです。
いま、「スロー」とは程遠い生活をしていて、「スローライフ」という言葉に、憧れを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
のんびりとまったりと生きたい、と願う人にとって、「スローライフ」は魅力的でしょう。
ただ、スローライフとして生きるにあたって、
・若いうちからやるべきではない
・都会ではできない
などと思っていませんか?
そんなことはないんです。
スローライフとは「考え方」であって、生活スタイルを無理に変えようとせずとも、おのずともたらされるものです。
そして、組織に縛られないフリーランスなら、かなりの確率でスローライフ実現が可能になります。
ちなみに私は、1年前にライターになってからは、徹底的にスローライフを実践することに決めて、だいぶ身に着いてきたと思っています。
今回は、スローライフについて、そしてスローライフを楽しむためにフリーランスになるべき理由をお話します。
スローライフの意味とは?
スローライフとは、直訳すれば「ゆっくり生活する」ですね。意味もその通りです。
具体的には、自分のペースを守りつつ、ゆるくのんびりと穏やかに生活する、ということです。
今世の中はものすごい勢いで変化していますよね。流行の移り変わりも本当に早いです。かつては10年ひと昔と言われてましたが、今では3年ひと昔と言っていいほどのスピード感があります。
しかし、「スピードが命」とされているこの世の中に反するかのように、「スロー」な生き方が見直されています。
むしろ急ぎ過ぎている現代人に疲弊が見られる今だからこそ、本来の人間らしさを取り戻そうと「スローライフ」がクローズアップされていると言えます。
慌ただしく生きてきた自分に、立ち止まり、じっくりと自分を見つめながら日々を穏やかに生きることを許してあげるのが、スローライフなのです。
スローライフは「ダラダラ」ではない
ただ、ここで注意すべきなのは、スローライフは「何もしない生活」ではないということです。それだと、「スローライフ」ではなく、ただの「ダラダラとした日々」になってしまい、健康的かつ建設的ではありません。
スローライフの神髄を理解せず、何もせずにただゆっくり時間が過ぎるのがいい、というわけではありません。「なぜスローにするのか」。その原点を知る必要があります。
言い換えれば、精神的に満たされた状態になる、ということです。
流行を追い求め過ぎて慌ただしく暮らしていると、見えなくなったり忘れがちになったりする愛や感謝、喜びや楽しみ、精神的豊かさを取り戻すことこそが、スローライフなのです。
スピードを落として見えるものがある
今まで少し生き急いでなかったか?いまいちど問い直すことで、それまで見えていなかったことに気づけます。自分自身のことだったり、身の周りの人たちのことだったり、この社会の表と裏までも、見渡せるようになります。
スピードを落とすことで、早すぎるがゆえに見えなかったことが、ようやく見えてくるのです。
環境を変えることがスローライフを実践しやすいのはもちろんですが、それが今すぐには難しくても、自分を見つめる時間を確保することで、スローライフの感覚を身に着けることが可能です。
それはまさに、今この瞬間からできることです。
自分を見つめるとは?
では、「自分を見つめる」とはどういうことなのでしょうか?それは、
ということです。
時間を確保して頭を整理して、自分のいいとこや悪いとこを思い浮かべてみてください(紙に書いてみるのがおすすめ)。そしていいとこも悪いとこもすべて自分らしさだと、今の自分をありのままにすべて受け入れてあげたとき、
大切なものをより大切に、不要なものは捨ててしまっていけば、それだけで、おだやかに日々生きるスローライフが実現するのです。
そして、それがより可能になるのが、フリーランスという生き方です。
フリーランスでスローライフ可能な3つの理由
では、フリーランスならなぜスローライフが実現しやすくなるか、3つの理由をご紹介します。
スケジュールを自分で管理できる
会社に出勤する必要がなく、自宅が事務所代わりになるフリーランスは、誰にも束縛されない時間の自由があります。
もちろん、仕事のオン・オフを明確にしてないといけないのですが、自分のスケジュールを自由に管理できるのは、自分の人生を主体的に生きていることになります。
誰にも指図されず、邪魔もされず、貴重な時間を使うことで、充実感を味わえます。そして、時間を充実させることが、幸福感を増大させる、ということを実感できます。
人との関わりをコントロールできる
私たちのストレスの大半は人間関係から来ています。どんなにスローライフを求めていても、嫌いな人、どうしてもウマが合わない人とと関わり続けていると、
もちろん、フリーランスをしていても、そういう人と関わることはありますが、会社員などと違うところは、自分と合わない人と距離を置くことができる、ということです。
会社にいると、同じ室内で仕事をしないといけないなど、物理的に距離を置くことは難しいですが、フリーランスだと、一定の距離感を置いて働くことが可能になります。必要最低限の接触のみにとどめることができるので、ストレスが軽減されるのです。
劇変する時代に適応できる
いくらスローライフを心がけても、現実的には、時代のスピードは増すばかり。次から次に新しいテクノロジーが開発されて、追いつくのにも精一杯です。
しかし、フリーランスとして仕事をしていると、常に時代の流れに向き合い続けます。変化に応じて、仕事の内容や、働き方を修正していかないといけない局面が頻繁に訪れます。
日ごろから、冷静に時代の流れを読み、変化に応じて柔軟な対応ができるようになるのです。ただのんびりと過ごしていると、急激な時代の変化に戸惑い、かえってストレスにもなります。
どんな時代になっても、どんな状況になっても、ひるむことなくしなやかに変化することができるフリーランスは、心穏やかに過ごす生き方をまさに実践していることになるのです。
まとめ
スローライフは、ハイテク化した現代社会のアンチテーゼとして、人間らしさを見つめ直す術として登場した感があります。これも、「時代の要請」と言えそうです。
そしてフリーランスとしてのキャリアを積んでいくと、おのずとスローライフの考え方が身に着くようになります。フリーランスとして成功するということは、穏やかに過ごす生き方を体得したことにもなります。
スローライフは、スピーディーな時代にこそ、人間らしさを保つために、人生を充実させるための生き方の指針になるものなのです。