新型コロナウィルス騒動は、私たちの生活を一変するほどのに深刻な影響を与えています。
この記事を書いている時点(3月17日)で、世界で感染拡大していて、いまだ終息の道筋は見えません。
日本でも学校の一斉休校、各種イベントの中止・延期を余儀なくされ、経済活動の停滞を招き、日経平均株価は17日は1万7000円を割り込む始末。
出口に見えない不況に突入したとみていいでしょう。
こんな出口の見えない事態に直面した今、今後自分はどうなるのだろうと迷いを深めている方もいるのではないでしょうか?
そして、仕事を奪われた人、学ぶ機会を失った人、行動を制限された人…
ただ呆然と日々を過ごしている方に、今回の記事を特にお届けしたいのです。
早速今日の本題です。
それは何か?結論を言いますと、
ということです。
不要不急の外出を控えることが求められている中で、自宅に1日中こもっている人も多いでしょう。
イベント中止、旅行客の減少、施設の休館などで、急に仕事がなくなり困り果てている方も少なくないはず。
それは見方を変えれば…
そこで今回は、いま「考える時間」があるうちに、見直しておきたい6つのことをお伝えしたいと思います。
その6つとは…
・健康の見直し
・生活環境の見直し
・金銭感覚の見直し
・人間関係の見直し
・将来設計の見直し
こういったことは、人生の抜本的な見直しであり、まとまった時間がないとできないことでもあります。
外出する時間が大幅に減った今だからこそできることです。
そういう意味では、今は絶好のチャンスでもあるのです。
ピンチはチャンスです!
この記事を読んでいただくことで、
・騒動が終息した暁に飛躍するための土台ができます
・そのために今集中すべきこと、選択すべきことがわかります
最後までぜひお読みいただければと思います。
コロナウィルス騒動のうちに見直すべきこと6選
それでは早速、この6つを順にお伝えしていきましょう!
仕事の見直し
まず見直すべきことは、仕事です。
今回のコロナ騒動で、大多数の人が、仕事面で何らかの影響を受けていると思います。
騒動に一切関係なく、それまで通りの職場環境でそれまで通りに仕事がはかどっていて、成果(売り上げ)も順調に上げている、という人は極めて少数でしょう。
すでに景気は世界的に後退局面に入っています。
否応なしに、今やっている仕事について、じっくり考える時に来ています。
ポイントとしては、
こういったことを、客観的な視点で考える時に来ています。
この「客観的な視点」とはなかなかむずかしいです。
特に切羽つい待った厳しい局面になると、どうしても不安や恐怖が先行して、自分に甘めな状況判断をしがちです。
非常時ほど、とくに日本人は楽観的思考に陥りがちになります。
しかし、今は、状況を冷静に見極めるに十分な時間が与えられています。
このような「機会」はめったにやってくるものではありません。
外出することが減り、自分の内面と世間の動向を観察する時間が与えられているのです。
これは他の見直し5項目にも共通すること。
この貴重な時間を無駄にせず、今の仕事が現在、そして将来においても続けていく価値のあるものなのか、ひいき目なしに冷静に見つめる時は、まさに今なのです。
健康の見直し
続いて、健康面を見つめ直すことについてお話します。
会社勤めをしておると、病院になかなかいけません。
会社に拘束されているときには、どうしても病院の診察を受けることが極めて難しかったですよね。
会社に申請して退出許可、休暇許可をとらないといけない場合も多かったでしょう。
検査が必要な時に必要な検査が受けられず、きちんと診療を受けるべき時にそのための時間が確保できない、ということが往々にしてあります。
いま、時間的余裕ができたのであれば、自分の健康状態を把握するまたとないチャンスです。
そして、健康のための生活習慣を、今こそ積極的に取り入れてみましょう。
なんと言っても基本はこの3つ。
これらは、今この瞬間からでも見直しが可能なもの。
そしてこの基礎的な生活習慣を整えることで、身体でなくメンタル面でも、リフレッシュすることが可能です。
とくに今回の騒動では、気が滅入っている方も多いでしょう。メンタルを守る意味でも、この時間的余裕を有効に使いたいものです。
普段暴飲暴食が多い人も、飲み会など外からの誘惑も減っている今こそが体調を整える好機です。
同時に、健康状態を良好に保つにプラン作りに取り組みましょう。
ただ、今のご時世ですので、病院によっては混雑している場合もありますので、その点は注意が必要です。
また、トレーニングジムなどの施設も休館が相次いでいます。
なので自宅でできることとして、繰り返しになりますが、生活習慣の根本である、食事・睡眠・適度な運動を、この時期だからこそ最適化するときにきていると言えるでしょう。
生活環境の見直し
健康面の見直しと重なる面もありますが、生活習慣を見直すことは、衣食住の生活環境全てを総チェックする機会でもあります。
特にこの状況下でおススメするのは、無駄なモノの徹底排除です。
「プチミニマリスト」になるくらいの気持ちで、不要なモノを思い切って手放して生活空間を最適化することをおススメします。
具体的に言いますと、
2・使う「かもしれない」モノ
3・確実に使うモノ
この3つを仕分けするということです。
1は迷いなく手放し、3は残す。
これができると、もっとも考えたくなる2の扱いに集中できます。
普段なかなか片づけができないのは、1、2、3を区別せず同時に放置しているので、いるものと要らないものが部屋に混在して片づけるやる気を失わせているのです。
だから、1と3をはっきりさせて適切に処理したら、最も時間をかける2でも、手放すものは決断よく手放せるようになります。
結果的に部屋は片づき、生活空間は最適化します。
現実的には(私の体験から言えば)、2も大半は処分の対象になります。
というわけで、生活空間をスッキリさせることは、健康面、衛生面でもプラスになりますよね。
部屋を片づけることは、労力の要ることであり、相当に「大きなきっかけ」がなければ、なかなか行動に移しにくいものです。
今回のコロナ騒動は、生活習慣を劇的に変えるのに十分なインパクトのある事態であり、住み心地のいい空間を整えるに、時間的にも大きなチャンス到来です。
今回、特に言いたいのは、「コロナ騒動をきっかけにしてチャンスに変える」という発想を持つということです。
金銭感覚の見直し
そして今回のコロナショックは、家計にも深刻な影響を与えているのは、みなさんよくご存じかと思います。
仕事がなくなり収入源が立たれた方にとっては、特に深刻でしょう。
今回の事態は、お金との向き合い方も考え直す機会です。
今回、全国津々浦々の多数の日本人が収入が途絶えるという事態に直面しています。
このようなことは戦後初めてと言ってもいいかもしれません。
そして、自分はまだ大丈夫、と思っている人も安心はしていられません。
経済の停滞は巡り巡って自分にも必ず影響してきます。
消費の落ち込みは1部の分野だけの現象だけで終わらず、いずれ全部で波及していくものです。
言い換えれば、不況から恐慌に変わる時ですね。
収入の安定が確約されない時代においては、重要視しないといけないのはむしろ支出をコントロールすることです。
この際、無駄な出費がなかったから徹底的に洗い出すことです。
無駄な出費をなくし、コンパクトな生活を心がければ、生活費を抑えることができます。
まさかに備えて、少しずつでも貯金がたまります。
それにより、収入の不安定に陥っても慌てふためくことなく対応できます。
非常事態に陥った今こそ、生活するために最低限必要なお金以外は、節約してできるだけ貯金に回すチャンスです。
このような切羽詰まった状況にならないと、人はなかなか節度ある生活ができませんから。
人間関係の見直し
実は、今回お話する「見直し」の中で、最も効果が期待できるはこの「人間関係の見直し」かもしれません。
外出する機会が減り、頻繁に会っていた人と会えなくなったりしてるのではないでしょうか。
また、テレワークを実施している会社では、会社の人と顔を合わせる機会もめっきり減りましたよね。
多くの人にとり、「人生においてこれほど人と合わない時期」というのはあまり経験がないのではないでしょうか?
人と会えなくなったということは、シビアなようですが、
明確に区別するチャンス
でもあります。
1人になる時間が増えたことで、本当に大切な人がわかるようになってくるのです。
定額をしている人の中では、別に会社の上司や同僚と会わなくても仕事ができると気づいた方もいるかもしれません。
また、特にスポーツなど、趣味に熱中していた人は、大切な仲間の存在が身にしみたという方もいらっしゃるでしょう。
逆に会いたくない人と会う機会なくなり、気分スッキリ充実している人も少なくないと思います。
今回のコロナ騒動は人間関係について整理して、場合によっては一新する絶好のチャンスです。
あなたの人生の幸福度を最大限に引き上げる人間関係を、この機会に築いていただきたいと思います。
将来設計の見直し
最後にご紹介するのは、将来設計についてです。
正直言って今回の騒動で将来の人生設計が乱されたという方はかなりいらっしゃるのではないでしょうか?
短期的な外出や冠婚葬祭をはじめとしたイベントの予定が狂ってしまった方も多いでしょう。
それだけならまだいいのですが、長期的な人生計画や資産運用においてもお先真っ暗…と嘆く方も少なくないはず。
それは捉え方を変えれば、今回のコロナウィルス騒動は、
これからの道のりを考え直す
またとないビッグチャンスとも言えます。
この騒動で、時代に流れが大きく変わろうとしています。
経済的には後退局面がしばらく続く見込みですが、文化や人々の生活も大きく変わり、価値観のパラダイムシフトが今後着実に起こります。
そうした混とんとした時代に入り、今後の人生がどうなるか読みにくくなってきているのは間違いありません。
狂ってしまった将来設計は、もう元どおりにはなりません。
しかしながら、在宅率が増えた今、適切な情報を収集して、周囲とよく相談する時間が与えられています。
といつの日か笑顔で振り返れるように、自分にとって最善の道を今から模索していきましょう。
おわりに
というわけで、コロナウィルス騒動のうちに見直すべきことをお話ししましたが、いずれにしても根底にあるのは、
今できることを精一杯やる
ということです。
これまでの生き方を見直すことは、突如訪れた空白の時間を、最大限に活かすために今だからこそできることなのです。
この困難な時期を、かけがえのない貴重な時間にしましょう。
後悔のないように過ごしましょう。
そしてコロナウィルスがめでたく終息したあかつきには、それまで以上に人生が羽ばたくように、せっせと準備の種まきをしておきましょう。