最近の若い人は…が口癖になっていませんか?
30代以上の人では、かなり多くの方がこの言葉を発したことがあるのではないでしょうか?

最近の若い奴は職場でも覇気がなくて愛想も悪くてイライラするんだよ!
とか、

うちの職場の若い子、女性社員にはツンとしてるくせに男性上司に色目使って媚びててムカつくの~。
といったった感じで、同年代の人にもそのような人はいるはずなのに、自分よりも若い人を特に槍玉に挙げることが多く見られます。
その背景にはやはり、自分より若い人に対する羨ましさ、嫉妬の気持ちがあります。
自分はもう若くないという愕然とした思いに囚われ、自分より若い人を攻撃的に捉えてしまうのです。
さらに、タイトルの通りなのですが、

最近の若い人は…とよく言われるけど、実は若い人も苦労するしダメージが大きいんです。
いったいそれはどういうことか、これからご説明していきたいと思います。
若いっていいねって本当?
ある程度年を重ねていくと、体力もあり行動力にもあふれていた若い時代がどんどん遠ざかっていきます。
「もう自分は若くない」という愕然とした気持ちが、若さを謳歌している人に対するジェラシーになっていきます。
本当に無条件で若いって言うことなのでしょうか。ご自分が若かったころのことを思い出してみてください。いろいろ大変ではなかったですか?
若い時の方が大変です
「若いっていいね」という言葉、いろんなところで聞くしまた自分自身を発することがあります。でも私は、ある意味若い時のほうが大変だなと思うのです。
例えば何らかの困難に突き当たった時、年齢を重ねていれば、経験則があるにで、割と冷静にやりすごせたりするけれど、若いうちはそれができなかったりするわけです。
やり過ごす方法論が分からないので感情優先で走ったり、大迷惑をかけたり傷つけたり傷つけられたりして、挫折感を味わいます。
そのような挫折を乗り越えて、私たちは強くなり経験を身に付け、失敗しにくくなるわけですが、それぞれの年齢を重ねた人から見た「若い人たち」は、まさに現在進行形で体験中というわけですね。
共感性の高い人は特に生きずらい
若いころは共感性の高い人が特に行きづらいという特徴があります。
実際に私自身がそうでした。

相手の気持ちが見えやすいため、こんなことを言てはいけない、これをしては起こられると、や人の顔色をうかがうことをついやってしまいうのです。
これって、誰にも打ち明けられず相談もできず、自分の中だけで完結しようとして独り悩み苦しむ、という負のループなんですね。
このような、私のように感受性が繊細な人は、人の感情を敏感に感じとれてしまいます。それをどうしたらいいかわからなかったり、キャパを越えて苦しくなったりすることがあるというわけです。
私の経験で言うと、10代の頃はそのような感受性が強い自分、というのにも気づいていなかったので、普通のことだと思っていたんですが、歳を重ねると、これは性格的な特徴なんだと理解できるようになりました。
私に場合はHSPの傾向が強かったと今なら分かるのですが、無知でかつがむしゃらだった当時は知る由もありませんでした。
ここからは、かつての私のような若い方に、メッセージをお伝えしたいと思います。
若い方へお伝えしたいこと
というわけでここからは、若い方への私からのメッセージになります
私もそうでしたが、若い頃はとにかく他人と比較しがちになります。今はひょっとすると、自分は人よりも辛いと感じることが多いかもしれません。
でも、それなりのおじさんになったいま、確実にわかったことがあるので、お伝えしますね。
それは、歳を重ねてからぜったい楽しくなる!ということです。
今あまり歳は取りたくないなぁと思っていませんか?普通のことです。私だってそうでした。
でも歳をとった、今年齢を重ねる事は決して悪くない、むしろいろんなことがわかってきて、楽しいことも見つかって良いことばかりだと思えるようになりました。
歳を重ねるにつれて、辛いこととはうまく付き合えるようになって、うれしいことはもっと思いきりうれしく感じられるようになります。
一生懸命生きていれば、絶対に一瞬たりとも無駄な時間はなかったと気づくことができるんです。その瞬間が必ずやってくるんです。
今がんばって生きていることは無駄なんかじゃない。そして、年齢を積み重ねるとともに、これからもっと楽しくなります。
私が保障します。ならなかったら私に文句いいにきてもかまいません。私はずっとあなたの味方ですから。
おわりに
最近の若い人は…と思う時は、若い人の行動に違和感を感じている時が多いわけですが、その違和感は若い頃の経験を積み上げてきたからこそ出てくるもの。
現在進行形で様々なことを体験している若い人たちは、経験の絶対量が不足するため苦労も多いわけです。だいぶ苦しんでいるわけです。
それなりの経験を積んできた大人であれば、批判したり嫉妬したりすつよりも、優しく見守るという発想を大切に育てたいものです。
そうすることで、自分自身も「若さ」を保てるのではないかと思うのです。