怒りの感情は、誰もが秘めています。
怒りっぽい人がいたり、あまり怒らなかったり、怒りの頻度は個人差がありますが、
怒りが全く湧かない体の仕組みをしている人は、1人もいません。
しかし私たちは、どうすれば、何を言えば、怒ってしまうのかということは、お互い知ることができません。
例として、つい発した軽はずみな一言が、相手の怒りを買うこともあります。
どうしてこの人はこんなことで怒っているんだろう?と不思議に思うことがあります。
そして逆に、今度は自分が、何か言われたりされたりして腹が立った時、
相手は全くそんなつもりはなく、困惑するという場合もあるのです。
怒りのスイッチが入る原因は、人それぞれ違うのです。
怒りは、本当は、誰でもしたくないことです。
怒りを出してしまうシチュエーションは、できれば避けたいですよね。
そのためには、自分がどんなことを言われたら、どんなことをされたら怒るのかというのを、
正確に把握することが有効なのです。
例えば、自分の容姿や体型について言及されたら、それだけ腹が立つ、とか、
年下の人に、タメ口を叩かれたら、それだけ腹立つ、など、
こんな時に自分は怒ってしまうんだ、ということを知ることが、とても大切なのです。
これを知っておくことで、自分を怒らせない人を選び、引き寄せることができるようになります。
職場や学校など、出会う相手を選べない場合もありますが、
関係を深める相手を自ら選ぶことができる、プライベートの場面では、
すごく有効な考え方なのです。
そして、公の場でも、この人は、自分を怒らせやすいタイプの人、というのが見つけやすくなり、
そのような人との距離の取り方が適切になり、付き合い方が、賢くなっていくわけです。
何を言われたら、されたら、あなたは腹が立ちますか?
この質問に、すぐに答えられるようになっておきましょう。