信頼と期待の違いを知れば人間関係はよくなるという話【簡単です】

日常生活
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私たちの人生は、人との繋がりの上に成り立っています。何歳になってもどこにいようとも、人間関係は必ずついて回ります。

夫婦、子ども、親兄弟など毎日関わり合う家族との関係やパートナーシップ、職場やコミュニティでの付き合いまで、人間関係は時には私たちを悩ませ、場合によっては混乱に陥れることさえあります。

トラブルのない円滑な人間関係は誰もが望むところ。では、人と関わり合う中で、どうすればいい関係を気づけるのでしょうか?

もちろん、人間関係とは相手がいることですので、相手の気持ちをコントロールできない以上、自分ができる努力は限られているのですが、自分でできる心掛けについて考えたいと思います。

タイトルの通りですが、今日お伝えするテーマは、

 

信頼と期待の違いを知る

ということです。

この違いが分かるようになると、

・人との関わり合いがかなり楽になります。
・人とつながることの怖さが薄れます。
・人に嫉妬することもなくなります。

なかなかいいことが多いですね

ぜひご一読いただければと思います。

 

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信頼と期待の違い

ではさっそく違いをお話していきます。

まず、辞書を引いてみましょう。

まずは、信頼です。

ある人や物を高く評価して、すべて任せられるという気持ちをいだくこと。 「部下を-する」 「 -を裏切る」 「 -性」 「 -度が高い」 「 -が置けない」 〔類義の語に「信用」があるが、「信用」はうそや偽りがなく確かだと信じて疑わない意を表す。それに対して「信頼」は対象を高く評価し、任せられるという気持ちをいだく意を表す〕

出典:大辞林 第三版

続いて、期待です。

あることが実現するだろうと望みをかけて待ち受けること。当てにして心待ちにすること。「期待に添うよう努力する」「活躍を期待している」「期待薄」

出典:デジタル大辞泉

太字にした部分をピックアップしてみましょう。

 

信頼→すべて任せられるという気持ちをいだくこと。
期待→当てにして心待ちにすること。

少しわかってきましたか?

個別に見ていきましょう。

まず、誰かを信頼しているときとはどんな状態かというと、

 

相手がどんな選択をしようとも、
尊重して認めてあげる。

そんな状態になっています。

つまり、相手がどんな行動を取ろうとも、たとえそれが失敗したり空回りしたりと、芳しくない結果になろうとも、相手の行動自体は受け入れ、否定はしないということです。

それを端的に表した言葉がまさに「任せる」ということ。つまり相手が何をしようと何を考えていようと「任せる」ことができるのが信頼です。

ここまでお話すると、期待がどういう状態なのかが見えてくるかもしれません。それは…

 

自分が思うとおりに
相手が動いてくれることを望む

ということですね。

全然違いますね(笑)

かたや相手がどんなことをしようと認めて受け入れるのが信頼で、かたや自分の望み通りに動いてほしいのが期待ということ。

違いがお分かりいただけましたか?

期待通りに動いてくれたらすごく嬉しくてハッピーな気持ちになりますが、期待外れになってしまうと、悲しくて腹立たしくもなります。

どちらが人間関係においてうまくいくか、と言われたら、間違いなく信頼ですよね。

信頼する側にしても、信頼される側にしても、お互いにリスペクトし合う関係が成り立ちます

自分の思う通りに動かないと気が済まない人よりも、自分の思いに反しようが受け入れる人、のほうがメンタル的にも安定します。

 

信頼して期待しない

これが、理想的な人との接し方になるわけです。

 

どうしても期待してしまう!

とはいっても、こんな風に思われる方もいるでしょう。

 

例え信頼していても、やっぱり自分の思いに反することされたら辛いよ!

 

相手に特別な感情があるとどうしても期待してしまうの…

それはごもっともです。相手との距離感が近いと、どうしても期待してしまうのが当たり前。

ではどうすればいいのでしょうか?

 

答えは、自分の課題と他人の課題を分けることです。

 

課題を分ける

他人の発言や行動というものは、その人の意志で行われています。あなたを含めその人以外の誰もその意志をコントロールはできません。

そしてその人が何らかの発言や行動をした時は、基本的にその人の事情が働いています。それはあなたには本来関係のないもの。

期待する、ということは、相手の事情を押しのけ、自分の事情(願望)を相手に求めることになるのです。

そして、あなたの願望を相手が受け入れるか受け入れないかは相手次第。相手の意志をこちらから遠隔操作はできません。

相手をコントロールできない

この当たり前の原理に気づくことが、「信頼して期待しない」ようになる第1歩です。

自分には自分の課題があるように、相手には相手の課題がある。相手の課題をあたかも自分の課題かのように見なすのは、それこそエゴ(自我の発揮)なのです。

相手に期待し、自分の思い通りに動くことを望むことは、結果的に相手の課題を無視しています。

自分の課題=相手の課題、と錯覚すらしています

自分の世界観と相手の世界観は違う、という前提を知ることが、相手を信頼するために必要なことです。

世界観の違う相手に「任せる」ということは、どんな意志を示してもその行動を尊重して認める、ということになるのです。

 

信頼→叱る、期待→怒る

「信頼」と「期待」の違いは、相手に自分の意見を伝えるときの態度にも違いが現れます。いわゆる「叱る」と「怒る」です。

信頼があれば叱ることができる

相手を信頼することで、「叱る」ということがどういうことかわかってきます。

相手がどんな選択してもなにをしようともそれを尊重する、というのが信頼関係の前提ですが、それでも相手の言動が常識から外れていたり、法律を犯しそうだったり、公序良俗に反することをしていることも考えられますよね。

その時、相手を「信頼」しているのなら、正しく叱ることができます。すなわち、相手に軌道修正を促すことができます

相手に対して、

 

「論理的に」間違いを指摘し
「理性的に」正しい道を示す

ことができるのです。

期待を裏切られると怒ってしまう

対して、期待していた通りに相手が動いてくれない時はどうでしょうか?

「期待していたのに裏切られた」という「悲しみ」の気持ちが、怒りのエネルギーに火をつけてしまいます。

 

そして感情の赴くままに、
相手に怒りをぶつけ、怒鳴りつけ、
相手に手を上げることすらあるのです

感情が高ぶった状態だと、論理的に正しいことを伝えようとしても、相手には伝わりません。最初に感情をぶつかられるので、それに対する対応に追われるからです。

こうして、信頼と期待とでは、相手が間違えてしまったとき、対応に大きな差が生まれるのです。

「怒る」とは感情をぶつける行為なので、相手からも感情でお返しされることもあり、険悪なムードになることもあります。

人間関係を損ねず、相手のためを思うのなら、やはり「期待」よりも「信頼」を築くことが大切なのです。

 

おわりに

期待よりも信頼、というお話を今日はしてきたのですが、もちろん期待を全くしてはいけないというわけではありません。期待は誰でもしてしまうもの。

ただ、期待するだけにとどまらず、次のステージとしてお互いを理解し合い認め合う「信頼関係の構築」のステージに、いずれは進みましょう、ということです。

様々な人間関係に私たちはしばられるのですが、「信頼」を築くことができた人とは大切にその関係を育てていきたいものですね。

 

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