要領のいい人とは、どんな人でしょうか?
これは、人によって見方が異なりますし、
様々な状況が考えられます。
ここでは、「立場が上の人に取り入るのが上手い人」としましょう。
そうした場合、あなたは、上の立場の人との関係の取り方に、
何かしらの悩みがあることになります。
あなたは、要領がいい人を、羨ましがってるし、
「ああいうふうに世渡りが上手くなりたいな」と感じている一方、
そのような生き方には、疑問もまた持っている状態です。
要領のよさを見せつけられるのは嫌だけど、
できることなら、自分もああなって、楽に生きたい、
器用になりたい、と思うわけです。
これでは、ちょっと辛いですよね。
なので、少しばかり、その要領のいい人の
視点に立ってみませんか?
彼または彼女が、どうしてそのような立ち振る舞いをするのか、
ちょっと思いを巡らせてみましょう。
自分のポジションを守りたいとのプレッシャーがあるかもしれません。
もしくは、自分の器用さ、生き方上手をアピールしたいがための行動かもしれません。
どうしても必要に迫られての行動かもしれません。
その人だって、「好きで」要領よくしているとは、限らないのです。
相当なストレスを感じながらやっているということも考えられます。
自分の本心本音では、そんな自分が嫌なのかも知れないのです。
「隣の芝生は青く見える」と言いますが、隣にはとなりなりの事情を抱えています。
その人とは、事情が違うあなたが、その人に合わせて、
要領よくなる必要はありません。
むしろその人は、あなたの生き方やポジショニングが羨ましかったり、
もしかして、あなたのことを「要領がいい」と感じていることすら
ありえるのです。
誰もが、自分なりの生き方、世の中の渡り方を、
自分なりに常に模索し続けています。
あなたはあなたのままで、
あなたらしい生き方を貫いていきましょう。