日々一生懸命頑張ろうと思っていても、常に同じペースで頑張れないのが人間です。どうしても気分が乗らない時ってあります。例えば…
・自分がやってることに無意味さを感じる
・やるべきことに興味を失いかけている
といったときです。
昨日までは普通なのに今日はなんか気乗りしない、というときもあります。その日の天候に影響されることもあります。
動かないといけない、頑張らないといけない、と思いつつも体がついていかず、余計自分を責めて傷つけてしまうという悪循環…
今回は、気分が乗らないなあと思っているときの対処法について、お話していきたいと思います。
気分が乗らないのは自分のせいではない
気分が乗らない時って、こんな風に考えていませんか?
この考え方は誤りであり、なおかつとても危険です。
たしかに、すべきこと(タスク)はいっぱいあるのに、何一つ手につけられないような時は、自分がだらしくなく思えます。
しかし、人間というものは、常に同じペースで働くことはできません。長時間動き続けると当然疲労がたまりパフォーマンスは落ちますよね。
私たちは、体力より気力が勝ると錯覚していています。気力によって体力をコントロールできると思いがちになります。しかしそれは大きな間違いです。
全く逆で、その時の体力、健康状態によって、気力は簡単に左右されます。気力と言っても、脳という体の一部位の中での働きに過ぎず、気分というものは常に体調に委ねられるのです。
自分の気分以外の要因に気づこう
なので、気分が乗らないと感じたときは、「自分がだらしない」と、自分の気力の弱さを責めるのではなく、自分の体と素直に向き合いましょう。
そのなかで、このようなことを確認してみましょう。
・食生活は乱れていないか?
・適度な運動はしているか?
こういった、体調維持のための基本的なことを自分に問いかけてみて、気分が乗らないのは、体調になんらかの影響がでていないか、見極めましょう。
そして、体調がベストな状態でないのに、気力でカバーしようとしていたこと、気力は体力には勝てない、ということに気づくことができれば、自分の状況を正確に把握できたことになります。
自分の気分がいまいちなのは、体からの「休息」サインがでていることを素直に受け止めましょう。
何もしたくないなら休むだけ
気分が乗らないときは、行動するエネルギーが不足しているわけですから、「何もしたくない」と感じるには当然のことです。
もうこのひとことに落ち着くわけですが…
体からのシンプルなメッセージですね。
何もしたくないという精神状態なのであれば多くのパフォーマンスは望めません。例え何かスケジュールがあっても、調整することを考慮しましょう。
休むということは積極的な行為です。少なくとも弱っている心と体を癒す意味では。「仕事のうち」と言い切っても差し支えありません。
「波」の存在を知ろう
1年に春夏秋冬の季節の流れがあるように、私たちの体(そしてその一部の心)にも流れがあります。それは、山(上昇期)と谷(下降期)が交互にやってくる「波」と言った方がわかりやすいでしょう。
この、目には見えない波によって私たちは支配されている、ということを認識していれば、気分というものは波の大きさにはあがなえないことを知ることができます。
波が戻るときを待とう
波は交互にやってきます。山があれば谷がやってきて、谷があればいずれ山がやってくる。開けない夜はないように、低迷期から脱するときは必ずやってきます。
素直に波が戻るのを待ちましょう。
調子が上がったときに動けばいい
気分が乗らないときは、波が下っている時期と受け止め、その時期に相応しいことをしましょう。具体的には休息ですね。
そして、調子が上向いたときに、ベストパフォーマンスを発揮できるように調整すればいいのです。
私たちは、四季の移り変わりに対応して生活していますよね。夏になれば薄着になり、冬になれば厚着になる。当たり前のように季節の流れに寄り添いながら生きています。
同じことを、自らの気分、そして体調に対してもすればいいだけのことです。調子のいい時もあればすぐれない時も当然やってくる。その現実に忠実に、その時その時の状況に合わせた最善策を実行すればいいだけです。
まとめ
今回はあまりにも当たり前のことばかり書いたような気もしますが、そう、当間のことこそ大事であり、見逃しがちにもなるのです。
シンプルですが、これ以上でもこれ以下でもありません。
そのような下りに差し掛かった流れであることを素直に受け止め、上がるときに備え、心身を健康に整えていきましょう。
気分が乗らないときは、何もしなくていい。何もしない、ということがすべきこと。今日は明瞭すぎるメッセージをお伝えしました。