人は、どういう時に、恐怖感を抱くのでしょうか?
大きく分けて2つのパターンがあります。
ひとつは、今持っているものを、失ってしまうのではないかと思う時、
もうひとつは、望んでいる結果を得られない可能性がある時、です。
中でも、何かを失いなくない時に忍び寄る恐怖感が、大きなウェイトを占めていて、かつ強烈です。
大切な人を、失いたくない。
貴重な財産を、失いたくない
築いてきた地位を、失いたくない。
健康な状態を、失いたくない。
この、幸せな日々を、失いたくない。
恐怖感があるということは、あなたには今、失いたくない何かがあり、
その何かに、今は満たされているのです。
満たされた現状のままでいたい、という願望と、恐怖感は隣り合わせなのです。
つまり恐怖感があるということは、あなたはすでに満たされた日々を謳歌しているということです。
あなたは、幸せの種を、すでに持っているのです。
いま、あなたに、恐怖を感じでいることがあるとしたら、
あなたの心を満たしてくれる何かを、ずっと持っていたくて仕方ないのです。
恐怖は避けられない感情で、誰もが例外なく抱くものです。
湧き上がってくる恐怖感とうまく付き合うためには、
何に対して、恐怖感を抱いているのかを、じっと見つめることが大切です。
そして失いたくない、満たされているものに気づいたとき、あなたはそれに感謝できるにようになります。
恐怖感は、あなたに教えてくれているのです。
あなたはすでに、かけがえのない何かに、満たされているということを。