ダメ出しと言えば、自分の短所や行動上のミスを、
否定的な口調で指摘される、ということです。
ダメ出しは、基本的には、言われたくないものです。
ダメ出しをされると、なぜ嫌な気分になるかと言えば、
自分でも見えていなかった自分の短所に、気づいてしまうからです。
人には、自分自身では気づきにくい、自分の一面というものを持っています。
自分のことなのに、他人はわかっていて、自分だけ気づいてない、と言うことがあるのです。
ダメ出しは、自分が知らなかった自分自身に気づかせてくれる貴重な機会なのです。
そして、ダメ出しによって自分の短所を知ることは、ショックではあるのですが、
それを知ることで、その短所を克服するか、もしくはうまく付き合っていくか、という、
人生の新たなテーマが浮かび上がってくるわけです。
ダメ出しをされたら傷つくし、ムカつくし、すぐには前向きに受け取れないのは当然のことです。
しかし、ダメ出しから見えてくる自分自身、と言うものが必ずあります。
ダメ出しをくれたおかげで、自分の課題がわかった、
新たな目標が見つかった、というように、
ダメ出しをされたことに感謝する日が必ずやってくるのです。