よく、「自分を大切にしよう」という声を聞きます。
「自分を大切にしないと、人からも大切にされない」
などとも言われます。
でも、自分を大切にしようと言われても、それだけでは漠然としていて意味が分かりませんよね。
自分を大切にするって、具体的にどうすればいいの?
とう素朴な疑問が沸いてきます。
結論を言いますと、
「自分は恵まれていると気づく」
ということです。
そもそも、生きるとは「命あるうちの限られた時間を過ごす」ということです。
自分を大切にするとは、時間を大切に使う、ということが大前提になります。
人生が充実しているということは、今この瞬間、有意義な時間を過ごしていることに他なりません。
そして、この大切な時間は、自分の存在だけで成り立っているわけではありません。
自分を取り囲む人や物事との関係性によって成り立っています。
つまり、周囲との関係が良好であればこそ、時間が充実していくわけです。
「自分を大切にする!」といくら100万回唱えたとしても、自分一人で時間は流れないわけですから、いかに周囲に恵まれているかが大切な時間を豊かに過ごすカギになるわけです。
そのためにも、環境と人間関係に恵まれる、ということが重要になります。
自分を見つめる前に、まずは周りを見渡してみることです。
自己の内面は目に見えないけど、周囲に関しては目に見えるわけですから、満足度は判別しやすいですよね。
そうやって見渡してみると、最初は「あって当然」だと思っていたものが、実は様々な偶然の末に自分に関わっていることがわかります。
・健康な体と心
・家族の存在
・最低限の衣食住
・平和な世の中…
何気ないことですが、これたのおかげで貴重な今という瞬間を過ごすことができる。
そう心をいたすだけで、自分は何て恵まれていたんだろうと、はっと気づかされるのです。
なんてありがたいんだろう。
なんてラッキーだったんだろう。
もうすでにたくさん与えられているので、こんなにも恵まれた
「自分の人生を1日1日大切に生きる」
ことができるようになるわけです。
自分を大切にする
↓
自分の「時間」を大切にする
そのために、自分と時間を共有する周りの存在に目を向け、その恩恵をありがたく受け取る。そして感謝する。
周りとの調和がとれてこそ、大切な命を大切に全うすることができるのです。
あなたはすでに恵まれている。
その一言だけで、あなたは大切に大切に限りある人生の時間を有意義なものにすることができるのです。