コミュニケーションが苦手と感じている人には、「反論」することに難しさを感じる人が多いです。
何か疑問を突きつけられたり、即座に回答を求められたりすると、固まってしまい言葉が口から出てこない…とか、言いたいことがあったのに伝えきれなかった…といった経験をした人もいるかもしれません。
自分は「コミュ障」だと自覚している人は特に大変で、職場とかプライベートの人間関係で、準備もなくいきなり質問されたり、急に意見を求められたりしたときは、何も言えなくなってしまうことも。
例えば私のように、「吃音(きつおん)」持ちだったりすると、何もかもしどろもどろで、それが相手にも伝わり、マウンティングをとられることになってしまいます。
自分の意見をはっきり伝えないといけない、いわゆる「反論」しないといけない場面はしばしば訪れます。でも、思うように反論できないし、そもそも反論してまで人と争いたくない、という気持ちもある人もいるでしょう。
というわけで、今回は反論できない体質を持つ人たちの、問い詰められたり急に意見を求められたりしたときの対処法をお伝えしていきますが、いきなり結論から言いますと、
反論を求められないエリアを確保する
ということです。
人はすぐには議論好きや討論上手にはなれません。相手を打ち負かしたくないという優しい気質を持っている人は特にそうです。
そのような人に適した上手な立ち回り方をお伝えします。
反論できない人の対処法
反論する自信がない人は、下記のように対応してみましょう。
「反論」でなく「保留力」を磨く
反論する言葉が出てこないのあれば、無理することなく、自分の意見がまとまるまで時間を置きましょう。
態度を保留することは時には有効に働きます。即答するより熟考した方がよりよい回答ができるのなら、保留することは大きな武器になります。
闘争本能が強い人と付き合わない
いわゆるけんか好きの人ですね。このような人は、反論が下手な人にマウンティングをしかけてくることが多いので、避けた方が賢明です。
ところが、自分に持ってないものをもってるのであこがれの気持ちからつい近寄ってしまうことがあります。
ここは自分の軸をしっかり持って、「この人とは距離を置く」というラインをしっかり引くべきなのです。
客観的なモノの見方を身に着ける
上手く反論できないだけで、負けたような気分になって劣等感が膨らみます。
負けたという意識に支配されないためにも、自分を問い詰めた相手の主張と、自分自身の思いを俯瞰しながら、ニュートラルな立場で状況を眺めることで、反論できない自分を下に見るような捉え方から離れることができます。。
反論できない人の3つの恐れ
あ反論が上手くできない人は、次のような3つの恐れがあって、反論を躊躇してしまっていることがあります。
即答に対する恐れ
すぐ自分の態度を表すことへの抵抗感が、即答を阻んでしまう要因になります。
即断即決が苦手なような人だと、すぐに反論するのは精神的に苦手になります。
意見が伝わらないことに対する恐れ
自分は口下手だという意識があるため、反論してもうまく真意が伝わらないため、何も言えなくなるという状況に自ら陥ります。
間違ってるかもしれないという恐れ
自分の意見が間違っているという思いが強すぎると、ツッコミを入れられるの慧お恐れて、反論するのを控えたくなります。
おわりに
無理して反論すると、相手の土俵で戦わなくてはならなくなり、状況は不利になります。
反論が上手くできないのであれば、反論する必要のないポジションにいち早く自分を置きましょう。